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愛されたいから…
第14章 イルマの初体験
だから、もうそんな事をする必要はないんだと俺は大地に説明しようと思っていた。
だって俺は南郷さんに愛されているから…
激しくはないけど、俺にはもう南郷さんの深い愛情がわかっていた。もうウジウジと俺が悩む必要はないんだと南郷さんは俺に教えてくれていた。
夕食をなんとか食べ終えて、風呂に入ってから今日はもう寝ようかと俺が考えていた頃にやっと大地から電話が来た。
俺はいつものように大地に
『大地が南郷さんに会ったって聞いたよ。ありがとうね…。でももうそんな事しなくていいから。俺はやっぱり南郷さんが好きだから、南郷さんの恋人として俺なりに頑張るよ。』
と言った瞬間、大地が
『ふざけんな!』
と言って俺の電話を切っていた。それは俺にとっては少しショックだった。何故、大地がそんなに怒っているのか馬鹿な俺にはわからなかった。
その翌日からはさすがに俺はかなり真面目に仕事をしていた。夕方までには坂口さんに描き直したネームを送り、深夜までは藤森先生の原稿を1ページでも済ませようと描き進めていた。
更に次の日には、リッちゃんにも連絡を入れてアシスタントを頼み、とにかく俺は仕事に没頭していた。
かなりのハイペースで原稿を描き上げてからリッちゃんと夕食を食べて休憩をした時に俺はリッちゃんに
『なんか大地が怒っているんだ。』
と今までの状況を簡単に説明した。南郷さんの昔の恋人が出て来て、泣いた俺の為に大地が南郷さんに文句を言った事、南郷さんは昔の恋人とはもう関係がなくて今は俺だけだと言ってくれた事。
だけど、それを大地に言うと大地が俺に怒って電話を切ってしまった事、俺が話しをしているうちにリッちゃんが俺に向かって悲しげな顔をし始めていた。
俺がリッちゃんに
『どうすればいい?』
と聞いた瞬間、今度はリッちゃんまでもが俺に少し怒ったように
『イッちゃんは何もしなくていい。』
と言って来た。リッちゃんが言いたい事の意味がわからずに俺は
『どういう意味だよ?』
と少しリッちゃんに対して不機嫌になっていた。
だって俺は南郷さんに愛されているから…
激しくはないけど、俺にはもう南郷さんの深い愛情がわかっていた。もうウジウジと俺が悩む必要はないんだと南郷さんは俺に教えてくれていた。
夕食をなんとか食べ終えて、風呂に入ってから今日はもう寝ようかと俺が考えていた頃にやっと大地から電話が来た。
俺はいつものように大地に
『大地が南郷さんに会ったって聞いたよ。ありがとうね…。でももうそんな事しなくていいから。俺はやっぱり南郷さんが好きだから、南郷さんの恋人として俺なりに頑張るよ。』
と言った瞬間、大地が
『ふざけんな!』
と言って俺の電話を切っていた。それは俺にとっては少しショックだった。何故、大地がそんなに怒っているのか馬鹿な俺にはわからなかった。
その翌日からはさすがに俺はかなり真面目に仕事をしていた。夕方までには坂口さんに描き直したネームを送り、深夜までは藤森先生の原稿を1ページでも済ませようと描き進めていた。
更に次の日には、リッちゃんにも連絡を入れてアシスタントを頼み、とにかく俺は仕事に没頭していた。
かなりのハイペースで原稿を描き上げてからリッちゃんと夕食を食べて休憩をした時に俺はリッちゃんに
『なんか大地が怒っているんだ。』
と今までの状況を簡単に説明した。南郷さんの昔の恋人が出て来て、泣いた俺の為に大地が南郷さんに文句を言った事、南郷さんは昔の恋人とはもう関係がなくて今は俺だけだと言ってくれた事。
だけど、それを大地に言うと大地が俺に怒って電話を切ってしまった事、俺が話しをしているうちにリッちゃんが俺に向かって悲しげな顔をし始めていた。
俺がリッちゃんに
『どうすればいい?』
と聞いた瞬間、今度はリッちゃんまでもが俺に少し怒ったように
『イッちゃんは何もしなくていい。』
と言って来た。リッちゃんが言いたい事の意味がわからずに俺は
『どういう意味だよ?』
と少しリッちゃんに対して不機嫌になっていた。