この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛されたいから…
第14章 イルマの初体験
俺と同じ美大を俺と入れ替わりで卒業している大先輩の豊さん。仕事で疲れきった顔をする南郷さんが俺に

『イルマ、腹が減った。』

と言うと何故か豊さんも元気に

『俺も俺も!』

と言って来る。南郷さんはそんな豊さんに

『帰れ!』

と怒るけれど

『終電、無くなっちまったんだよ…。』

と豊さんが南郷さんに甘えるように言っていた。

そんな風に仲が良い2人の姿に俺は大地の事を思い出して少し悲しくなってしまう。

俺が作ったご飯を3人で食べながら豊さんが

『始めは龍平の隠し子かと思って俺は焦ったぞ。』

とか言って来るから南郷さんは

『俺は4歳で子供は産めん。』

と言うけれど豊さんは

『男は死んでも子供は産めないぞ。』

と南郷さんの揚げ足を取る。だから南郷さんが

『やっぱり、お前、帰れ!』

と豊さんに怒って暴れてドタバタと笑いながらの夕食だった。ただ、時々、豊さんが俺を見てから南郷さんに少し悲しげで心配するような顔をするのが俺は気になっていた。

豊さんは意味深に南郷さんに対して

『龍平、お前、大丈夫だよな?』

と聞いていた。南郷さんは全く動じる事もなく

『この前、久しぶりに和也と会ってさっそく痛い目を俺は見たぞ。』

とサラッと豊さんに言い出した。それを聞いた豊さんは少し青い顔をして

『和也が日本に居るのか!?』

と叫び出す。だけどやっぱり南郷さんは平然と

『さぁな、アメリカには帰れと俺は言ってからの後は知らん。和也にはイルマがヤキモチ焼いて怒るから俺は2度と関わる気もない。』

とご飯をバクバクと食べてから俺に

『おかわり。』

と茶碗を出して来る。豊さんは

『お前がそうやって平気なら俺は別に構わんが…、俺もおかわり。』

とまた俺の前に茶碗が出て来る。俺はただそんな仲良しの2人に笑っていた。だけど南郷さんが少し怒ったように

『うちの大先生をこき使うな。』

と豊さんに文句を言う。豊さんは俺に

『大先生?漫画家なの?』

と聞いて来る。

『はぁ…、まぁ…。』

と俺が答えたら南郷さんが

『猫と月の作者様だ。』

と豊さんに言っていた。豊さんはかなり驚愕してから

『彼がそうなのか?』

と言っていた。
/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ