この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛されたいから…
第16章 イルマの価値観
発売された雑誌の中でどの作者が一番良かったかを毎回読者にアンケートで感想を調べて次の号の雑誌ではそのアンケートの評価が高かった作者がその号のメイン作品になる。
漫画家としての評価が露骨に決まるアンケートだから当然俺は
藤森先生はどうだったんだ?
と気になってしまう。一瞬にして漫画家になる俺が編集長である南郷さんを見上げると南郷さんはしっかりと編集長の顔に変わり
『先月は他とは大差を付けての1位、だから今月も間違いなく1位に行くと編集部としては予想したから先生には次号の巻頭カラーの依頼に来ました。』
と俺に言う。次の原稿は半分までがもう出来ているけれど…、表紙と頭の4ページがカラーになる。この3話目は2話から続く濡場のままストーリーが続くから編集部としては主人公が初めてイク瞬間までをメイン作品として派手にカラーにしたいとの考えだ。
『ちょっとキツいがやれそうか?』
南郷さんが俺に確認して来る。
『まずは藤森先生の意見が欲しいです。』
『わかっている。だから藤森先生には昼からここに来て貰える約束だ。』
今は、もう昼前だから、すぐにここに藤森先生がやって来る。
『着替えて、すぐに準備します。』
そう言って俺はシャワーを浴びてから南郷さんだけのイルマから漫画家先生へと変わっていっていた。
南郷さんと軽い昼食を食べながら、南郷さんが
『打ち合わせが終わったらどうする?』
と俺に聞いて来る。俺は少しだけ不安になりながら
『南郷さんの家で仕事してもいい?』
と聞いてみる。南郷さんは笑って
『仕事、仕事で構ってくれないのは俺は嫌だぞ。』
とふざけるように言ってくれる。わかっている。南郷さんが帰って来るまでの時間潰しに原稿の下描きを描く程度の予定で、ペン入れや筆入れの本格的な仕事までしようとは俺だって思っていない。
時間的な余裕はまだある。ただ12月だから印刷所の関係で〆切がいつもより早まるのと、編集部からのクリスマスプレゼント気分でファン投票1位がカラー作品になる特別版になるって事だ。
昼食が終わった頃に藤森先生が俺のマンションの近所に着いたと南郷さんに連絡が入り、南郷さんが迎えに行っていた。
漫画家としての評価が露骨に決まるアンケートだから当然俺は
藤森先生はどうだったんだ?
と気になってしまう。一瞬にして漫画家になる俺が編集長である南郷さんを見上げると南郷さんはしっかりと編集長の顔に変わり
『先月は他とは大差を付けての1位、だから今月も間違いなく1位に行くと編集部としては予想したから先生には次号の巻頭カラーの依頼に来ました。』
と俺に言う。次の原稿は半分までがもう出来ているけれど…、表紙と頭の4ページがカラーになる。この3話目は2話から続く濡場のままストーリーが続くから編集部としては主人公が初めてイク瞬間までをメイン作品として派手にカラーにしたいとの考えだ。
『ちょっとキツいがやれそうか?』
南郷さんが俺に確認して来る。
『まずは藤森先生の意見が欲しいです。』
『わかっている。だから藤森先生には昼からここに来て貰える約束だ。』
今は、もう昼前だから、すぐにここに藤森先生がやって来る。
『着替えて、すぐに準備します。』
そう言って俺はシャワーを浴びてから南郷さんだけのイルマから漫画家先生へと変わっていっていた。
南郷さんと軽い昼食を食べながら、南郷さんが
『打ち合わせが終わったらどうする?』
と俺に聞いて来る。俺は少しだけ不安になりながら
『南郷さんの家で仕事してもいい?』
と聞いてみる。南郷さんは笑って
『仕事、仕事で構ってくれないのは俺は嫌だぞ。』
とふざけるように言ってくれる。わかっている。南郷さんが帰って来るまでの時間潰しに原稿の下描きを描く程度の予定で、ペン入れや筆入れの本格的な仕事までしようとは俺だって思っていない。
時間的な余裕はまだある。ただ12月だから印刷所の関係で〆切がいつもより早まるのと、編集部からのクリスマスプレゼント気分でファン投票1位がカラー作品になる特別版になるって事だ。
昼食が終わった頃に藤森先生が俺のマンションの近所に着いたと南郷さんに連絡が入り、南郷さんが迎えに行っていた。