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愛されたいから…
第4章 南郷の告白
そんな会話をしていたら食事が終わってしまっていたから俺が片付けている間は南郷さんがリビングのソファーでビールを呑んでいた。後片付けが終わった俺が南郷さんの横に座ると

『イルマは呑まないのか?』

と南郷さんが聞いて来た。俺が笑って

『俺、すげー酒に弱いんですよ。』

と南郷さんに答えた瞬間、俺はまたしても軽々と南郷さんに引き寄せられて南郷さんにキスされていた。しかも南郷さんの口の中にあったビールが俺の口に流し込まれて来て俺は

『んぐっ!?んぁ…、ぁっ…、はぁ…。』

とそのビールを呑み込んでから一気に息を吸い込んていだ。南郷さんが笑って俺の頬に指先を這わせながら

『そういうの聞いたら酔わせたくなるだろうが。』

と俺に言って来る。俺は南郷さんが言っている意味がわからずにまた混乱するだけだった。

『なんで?南郷さん?』

『イルマが可愛い顔するからな。』

『だって、俺は男ですよ?』

『男は嫌か?』

南郷さんが凄く真剣な顔で俺を真っ直ぐに見つめて聞いていた。俺はただ頭が熱くなって、だけど南郷さんにそばに居て欲しくて

『南郷さんなら嫌じゃないです。俺は南郷さんがカッコよくて俺にとって南郷さんは憧れで、だから俺は南郷さんの事が…。』

好きです…、そう言いかけて止まってしまった。俺は男で南郷さんも男で俺が好きだって言ってしまえば、さすがに南郷さんも俺の事を気持ち悪いとか思うかもしれないとか俺は思ってしまっていた。

そうやって言葉に詰まった俺の口をまたしても南郷さんの口が塞いでいた。南郷さんの舌が俺の唇をゆっくりと舐めてから開いた俺の口の中へと挿って来て俺の舌にねっとりと絡んでいた。

あぁ…、また頭の中が熱くて俺は死にそうだ。俺はただ必死に南郷さんにしがみついて南郷さんのそんなキスに溺れていく。

南郷さんは好きな人がいるのに…、なんで俺なんかにキスとかすんだよ?南郷さんは俺を馬鹿な変態だからと思ってからかってんのか?

と少しイラついた感情が俺に湧いて来た瞬間、南郷さんのキスが離れてから俺の耳元で

『好きだ…、イルマ。』

と囁くように南郷さんが言っていた。

今、なんて言った?

まるで俺の時間が止まったように俺は完全に固まっていた。
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