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愛されたいから…
第6章 大地の思い

雨の雫でキラキラとした髪をかき上げたイルマの顔がとても綺麗で唇なんかピンク色で本当に可愛くて、俺はドキドキしたままイルマを抱きしめて
『寒くないか?』
と聞いていた。イルマは飛びっきりの笑顔を俺に向けてから
『大地が暖かいから大丈夫。』
と言ってくれた。このままイルマにキスしたい…、そう思った時、俺は勃起をしていた。だけど俺は男でイマルも男だから、そんな風に思ってしまう俺をイルマに気持ち悪いとか思われたくなかった。
そうやって自分の気持ちを押し殺したまま俺はずっとイルマのそばに居てやっていた。
その後は俺がカメラマンとして就職した頃に、大学に行ったイルマから彼女が出来たとか俺は聞いた。だけどひと月もしないうちに俺のアパートには俺が仕事から帰ると
『唯と別れたんだ。アイツ、俺の親が有名だからって俺と付き合ってたらしい。』
と言って険しい顔をしたイルマが俺を待っていた。別にその女に対してイルマもそれほどの愛情とかはなかったみたいだったけど、女みたいな自分にコンプレックスを持っているイルマだから、そんな女に傷ついていた。
イルマにとって初めて出来た彼女だから、イルマはイルマなりに男として頑張っていたはずだ。そんなイルマを馬鹿な女が傷つけた。その事実に俺からしたら殺したいくらいにその女が許せなかった。
女ってだけでイルマと付き合う権利があるくせに、俺のイルマを傷つけるとか有り得ねぇよ。そう思う俺は傷ついたイルマを抱きしめてやる。
イルマには俺がそうしてやるのはいつもの事だから
『今夜は大地の家に泊めてね。俺、ちょっとヤケ酒呑むからさ。』
とイルマは無理に笑って俺に言って来る。俺は
『缶ビール1本くらいしか呑めないくせに。』
と言ってイルマの頭を撫でてやる。いつの間にかそうやって俺はイルマのお兄ちゃんになっていた。イルマにとって俺はお兄ちゃん、律子は妹みたいな感覚だ。
家族なら一生離れる事がない。そんな感覚の親友で幼なじみを俺も律子もイルマの前では演じ続けて来た。
そんな俺にとって大事なイルマに今更恋人!?しかも男だと!?
ふざけんな…、後からぽっと出て来たわけわかんねぇ男にイルマがキスされたとか絶対に信じられねぇよ。勝手に俺のイルマを汚してんじゃねぇよ。
『寒くないか?』
と聞いていた。イルマは飛びっきりの笑顔を俺に向けてから
『大地が暖かいから大丈夫。』
と言ってくれた。このままイルマにキスしたい…、そう思った時、俺は勃起をしていた。だけど俺は男でイマルも男だから、そんな風に思ってしまう俺をイルマに気持ち悪いとか思われたくなかった。
そうやって自分の気持ちを押し殺したまま俺はずっとイルマのそばに居てやっていた。
その後は俺がカメラマンとして就職した頃に、大学に行ったイルマから彼女が出来たとか俺は聞いた。だけどひと月もしないうちに俺のアパートには俺が仕事から帰ると
『唯と別れたんだ。アイツ、俺の親が有名だからって俺と付き合ってたらしい。』
と言って険しい顔をしたイルマが俺を待っていた。別にその女に対してイルマもそれほどの愛情とかはなかったみたいだったけど、女みたいな自分にコンプレックスを持っているイルマだから、そんな女に傷ついていた。
イルマにとって初めて出来た彼女だから、イルマはイルマなりに男として頑張っていたはずだ。そんなイルマを馬鹿な女が傷つけた。その事実に俺からしたら殺したいくらいにその女が許せなかった。
女ってだけでイルマと付き合う権利があるくせに、俺のイルマを傷つけるとか有り得ねぇよ。そう思う俺は傷ついたイルマを抱きしめてやる。
イルマには俺がそうしてやるのはいつもの事だから
『今夜は大地の家に泊めてね。俺、ちょっとヤケ酒呑むからさ。』
とイルマは無理に笑って俺に言って来る。俺は
『缶ビール1本くらいしか呑めないくせに。』
と言ってイルマの頭を撫でてやる。いつの間にかそうやって俺はイルマのお兄ちゃんになっていた。イルマにとって俺はお兄ちゃん、律子は妹みたいな感覚だ。
家族なら一生離れる事がない。そんな感覚の親友で幼なじみを俺も律子もイルマの前では演じ続けて来た。
そんな俺にとって大事なイルマに今更恋人!?しかも男だと!?
ふざけんな…、後からぽっと出て来たわけわかんねぇ男にイルマがキスされたとか絶対に信じられねぇよ。勝手に俺のイルマを汚してんじゃねぇよ。

