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愛されたいから…
第6章 大地の思い

イルマが俺に恥じている…、それはつまり本当にイルマが男を好きになっている証拠だ。俺はイルマに
『ちゃんと話せ。』
と言ってやる。イルマは小さな声で
『大地、俺の事、気持ち悪いとか思うかも…。』
と自信なさげに情けない顔をして俺を見上げて来た。か弱くて可愛くて思わずキスしたくなる俺の好きなイルマの顔だ。こんな顔されたら、イルマの恋人って奴も我慢出来ずにイルマにキスをしやがったんだと俺は少しムカついた。
『イルマは気持ち悪いのか?』
とわざと俺は聞いてやる。イルマが自分でも男との恋愛が気持ち悪いとか思ってんなら、そんな男とはさっさと別れちまえ…。
俺はそう思ってイルマの答えを期待していた。なのにイルマは思いっきり幸せそうな顔をして
『大地に軽蔑されたら辛いけど、俺はあの人が好きなんだ。』
と言って来た。恭一さんがうちの親父を見る時と同じ顔をするイルマに俺はイルマのその感情がとても深いと感じてしまった。
確か、その編集長と出会って何日も経ってないはずなのに、なんでイルマはこんなにハマってんだよ…。
15年以上、俺はイルマと一緒に居たのに…、律子なんか25年も一緒に居たのに…、俺や律子よりもイルマはその編集長とかいう男に深い愛情を抱いている。
だから悔しさだけが俺に込み上げて来た。俺は律子みたいにヤケクソにイルマを諦める気はない。だけど、イルマがこんなにも相手を思ってしまったのならば俺が無理矢理にそいつから引き離せばそれはイルマが傷つくだけだ。
『辛い恋になる覚悟があるなら俺はイルマを軽蔑なんかしねぇよ。だけど、そいつがもしイルマを傷つけたら俺がそいつを殺してやる。』
悔し紛れにそう言った俺にイルマが
『大地って…、相変わらず過激だよね。ありがとう。』
と言っていつものように俺の肩に頭を乗せて甘えて来ていた。それはいつもの俺の可愛いイルマだった。だから俺はイルマの頭を撫でて満足する。
編集長だか、イケメンだか、大人だか何だか知らないが男である以上は軽い気持ちでイルマに手を出したとか俺は絶対に許さないと思っていた。
『ちゃんと話せ。』
と言ってやる。イルマは小さな声で
『大地、俺の事、気持ち悪いとか思うかも…。』
と自信なさげに情けない顔をして俺を見上げて来た。か弱くて可愛くて思わずキスしたくなる俺の好きなイルマの顔だ。こんな顔されたら、イルマの恋人って奴も我慢出来ずにイルマにキスをしやがったんだと俺は少しムカついた。
『イルマは気持ち悪いのか?』
とわざと俺は聞いてやる。イルマが自分でも男との恋愛が気持ち悪いとか思ってんなら、そんな男とはさっさと別れちまえ…。
俺はそう思ってイルマの答えを期待していた。なのにイルマは思いっきり幸せそうな顔をして
『大地に軽蔑されたら辛いけど、俺はあの人が好きなんだ。』
と言って来た。恭一さんがうちの親父を見る時と同じ顔をするイルマに俺はイルマのその感情がとても深いと感じてしまった。
確か、その編集長と出会って何日も経ってないはずなのに、なんでイルマはこんなにハマってんだよ…。
15年以上、俺はイルマと一緒に居たのに…、律子なんか25年も一緒に居たのに…、俺や律子よりもイルマはその編集長とかいう男に深い愛情を抱いている。
だから悔しさだけが俺に込み上げて来た。俺は律子みたいにヤケクソにイルマを諦める気はない。だけど、イルマがこんなにも相手を思ってしまったのならば俺が無理矢理にそいつから引き離せばそれはイルマが傷つくだけだ。
『辛い恋になる覚悟があるなら俺はイルマを軽蔑なんかしねぇよ。だけど、そいつがもしイルマを傷つけたら俺がそいつを殺してやる。』
悔し紛れにそう言った俺にイルマが
『大地って…、相変わらず過激だよね。ありがとう。』
と言っていつものように俺の肩に頭を乗せて甘えて来ていた。それはいつもの俺の可愛いイルマだった。だから俺はイルマの頭を撫でて満足する。
編集長だか、イケメンだか、大人だか何だか知らないが男である以上は軽い気持ちでイルマに手を出したとか俺は絶対に許さないと思っていた。

