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愛されたいから…
第8章 イルマの実家
だから俺はリッちゃんを抱っこするようにしてリッちゃんの背中を撫でていた。小さな肩を震わせているリッちゃんに
『気持ち悪い思いさせてるなら、ごめんな。もしも嫌ならリッちゃんはこの家に来ない方がいいよ。』
と俺は言っていた。だけどリッちゃんは急に怒ったように
『そんなのもっと嫌よ!別にイッちゃんはイッちゃんなんだから気持ち悪いとか思ってないし、私に来るなとか絶対に言わないで!』
と俺に叫び出して来た。俺は慌ててリッちゃんに
『わかった…、わかりました。リッちゃんの好きなようにすればいいからな。』
と言ってやるしかなかった。
『ちゃんと、私には今まで通りにしてくれないとイッちゃんのママにバラすからね。』
『お前!?大体…、真っ先に大地に南郷さんの事をバラしたのはお前だろ!?』
『だって大地はイッちゃんに対してはただの熱血脳筋馬鹿だから、バラしても大した事ないもん。』
そう俺を脅した上に開き直るリッちゃんだった。しかも、テーブルに座るなり自分が買って来たケーキを俺より先にバクバクと食べ始めていた。
さっきまで泣いていた可愛いリッちゃんは一瞬で居なくなり、いつもの鬼の悪戯っ子に戻ったリッちゃんが俺の目の前で笑顔で
『ケーキ、イッちゃんの分も食べていい?』
と可愛く聞いて来ていた。俺はため息でそんなリッちゃんに
『食べてもいいけど、食べたら帰れよ。』
と言ってやる。リッちゃんはまるでこの世が終わったような顔になり
『晩ご飯は!?』
とか聞いて来るから俺は
『今日は夕方から打ち合わせなんだよ。』
と答えてやる。リッちゃんは膨れっ面で
『だったら別の日に呼んでくれたらいいのに…。』
と小さな声で自分の不満をブツブツと言って俺にぶつけて来ていた。だから俺はリッちゃんに
『あのさぁ…、まだ確定じゃないけど…、もし月2本の連載になったら、リッちゃん、ちょっと真面目に俺のアシスタントやらないか?』
と聞いてみる。リッちゃんは途端に笑顔に変わり
『いいの?イッちゃんが仕事くれるの?』
と家から逃げ出す口実を俺に求めて来ていた。
『気持ち悪い思いさせてるなら、ごめんな。もしも嫌ならリッちゃんはこの家に来ない方がいいよ。』
と俺は言っていた。だけどリッちゃんは急に怒ったように
『そんなのもっと嫌よ!別にイッちゃんはイッちゃんなんだから気持ち悪いとか思ってないし、私に来るなとか絶対に言わないで!』
と俺に叫び出して来た。俺は慌ててリッちゃんに
『わかった…、わかりました。リッちゃんの好きなようにすればいいからな。』
と言ってやるしかなかった。
『ちゃんと、私には今まで通りにしてくれないとイッちゃんのママにバラすからね。』
『お前!?大体…、真っ先に大地に南郷さんの事をバラしたのはお前だろ!?』
『だって大地はイッちゃんに対してはただの熱血脳筋馬鹿だから、バラしても大した事ないもん。』
そう俺を脅した上に開き直るリッちゃんだった。しかも、テーブルに座るなり自分が買って来たケーキを俺より先にバクバクと食べ始めていた。
さっきまで泣いていた可愛いリッちゃんは一瞬で居なくなり、いつもの鬼の悪戯っ子に戻ったリッちゃんが俺の目の前で笑顔で
『ケーキ、イッちゃんの分も食べていい?』
と可愛く聞いて来ていた。俺はため息でそんなリッちゃんに
『食べてもいいけど、食べたら帰れよ。』
と言ってやる。リッちゃんはまるでこの世が終わったような顔になり
『晩ご飯は!?』
とか聞いて来るから俺は
『今日は夕方から打ち合わせなんだよ。』
と答えてやる。リッちゃんは膨れっ面で
『だったら別の日に呼んでくれたらいいのに…。』
と小さな声で自分の不満をブツブツと言って俺にぶつけて来ていた。だから俺はリッちゃんに
『あのさぁ…、まだ確定じゃないけど…、もし月2本の連載になったら、リッちゃん、ちょっと真面目に俺のアシスタントやらないか?』
と聞いてみる。リッちゃんは途端に笑顔に変わり
『いいの?イッちゃんが仕事くれるの?』
と家から逃げ出す口実を俺に求めて来ていた。