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愛されたいから…
第8章 イルマの実家
そんなリッちゃんに俺は少し真面目に
『母さんがアシスタントさんを紹介してくれるとは言ってるけど…、これ以上、この家に知らない人を入れたくないんだよ。』
とリッちゃんには本音を言う。リッちゃんは
『南郷さんとラブラブ中に誰か来たら困るもんね♡』
と意地の悪い笑顔を俺に向けて来る。
『そんなんじゃねぇよ…。』
『バイト代、弾んでね♡』
そんな俺が疲れる会話をしてからケーキをしっかりと2人前食べたリッちゃんは
『イッちゃんの仕事のスケジュールが決まったら絶対に連絡してね。』
と言って帰って行った。
それから編集部の打ち合わせには予定より少し早めに俺は家を出ていた。
それはガンマに行く前にベータに寄る予定だからだった。俺としては夕方のラッシュになる前には電車に乗っておきたいとか思っていた。
だけど俺が出版社に行くのが早すぎても南郷さんには迷惑なだけだから、南郷さんとの打ち合わせの前に新連載用に描いたキャラ図とストーリー設定を坂口さんに見てもらおうと俺は思っていた。
ベータの編集部では坂口さんが居て
『先生の方からうちに来るとか珍しいですね?』
と俺を見て驚く顔をして来た。俺はキャラ図を出して坂口さんに見せながら
『坂口さんを随分待たせましたからね。』
と笑顔で答えていた。坂口さんはすげー嬉しそうに
『描けそうなんですか!?新しい連載用のキャラが出来たんですか!?』
と俺に興奮気味に聞いて来る。俺は
『あまり、派手なストーリーでなくても良ければ…。』
と少し自信なさげに言ってしまう。坂口さんは俺のキャラ図とストーリー設定を読んでから
『確かに地味ですけど…、見せ場見せ場は入れやすいストーリーですよね…。』
と素直な意見を俺にくれていた。
坂口さんの言う通り、確かに地味なストーリーではあるが、例えば、少女のバイトに親が成績が下がったと言ってバイトを反対したり、そんな少女が家出をして先輩に心配をかけて怒られるとか、色々と恋愛に繋がるアクシデント的なストーリーを俺が展開しやすくしてあるのは事実だ。
坂口さんは
『これで3回分のネームをまずは頂けますか?』
と俺に聞いて来る。逆に俺は
『それなんですけど…、ガンマとの兼ね合いがあるので、前倒しで構わないですか?』
と坂口さんに聞き返していた。
『母さんがアシスタントさんを紹介してくれるとは言ってるけど…、これ以上、この家に知らない人を入れたくないんだよ。』
とリッちゃんには本音を言う。リッちゃんは
『南郷さんとラブラブ中に誰か来たら困るもんね♡』
と意地の悪い笑顔を俺に向けて来る。
『そんなんじゃねぇよ…。』
『バイト代、弾んでね♡』
そんな俺が疲れる会話をしてからケーキをしっかりと2人前食べたリッちゃんは
『イッちゃんの仕事のスケジュールが決まったら絶対に連絡してね。』
と言って帰って行った。
それから編集部の打ち合わせには予定より少し早めに俺は家を出ていた。
それはガンマに行く前にベータに寄る予定だからだった。俺としては夕方のラッシュになる前には電車に乗っておきたいとか思っていた。
だけど俺が出版社に行くのが早すぎても南郷さんには迷惑なだけだから、南郷さんとの打ち合わせの前に新連載用に描いたキャラ図とストーリー設定を坂口さんに見てもらおうと俺は思っていた。
ベータの編集部では坂口さんが居て
『先生の方からうちに来るとか珍しいですね?』
と俺を見て驚く顔をして来た。俺はキャラ図を出して坂口さんに見せながら
『坂口さんを随分待たせましたからね。』
と笑顔で答えていた。坂口さんはすげー嬉しそうに
『描けそうなんですか!?新しい連載用のキャラが出来たんですか!?』
と俺に興奮気味に聞いて来る。俺は
『あまり、派手なストーリーでなくても良ければ…。』
と少し自信なさげに言ってしまう。坂口さんは俺のキャラ図とストーリー設定を読んでから
『確かに地味ですけど…、見せ場見せ場は入れやすいストーリーですよね…。』
と素直な意見を俺にくれていた。
坂口さんの言う通り、確かに地味なストーリーではあるが、例えば、少女のバイトに親が成績が下がったと言ってバイトを反対したり、そんな少女が家出をして先輩に心配をかけて怒られるとか、色々と恋愛に繋がるアクシデント的なストーリーを俺が展開しやすくしてあるのは事実だ。
坂口さんは
『これで3回分のネームをまずは頂けますか?』
と俺に聞いて来る。逆に俺は
『それなんですけど…、ガンマとの兼ね合いがあるので、前倒しで構わないですか?』
と坂口さんに聞き返していた。