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愛されたいから…
第9章 藤森の作品
甘えても大丈夫だと信頼してくれるから、そういうイタズラが出来るんだ…。そうは思う俺だけど、南郷さんの触り方が容赦なく、俺は変な声が出そうになるのを必死に堪える羽目になる。
『んっ…。』
口を押さえて俯く俺に
『痴漢されてエロい顔するなよ。』
と南郷さんが言って来た。そんな事をやっているうちに俺と南郷さんは新宿に着いていた。
駅を出て新宿で少し繁華街になっているエリアに南郷さんが俺を連れて行く。
『なんでわざわざ新宿に?』
そう聞いた俺に南郷さんは
『待ち合わせだからな。』
と答えていた。俺は少しがっかりしてしまった。
デートじゃないんだ…
そう思った瞬間、南郷さんが寿司屋に入って行くから俺も慌てて後に続く。寿司屋では店員さんに向かって南郷さんが
『○○出版ですが…。』
と言っていた。店員さんに奥の個室に案内されて、俺と南郷さんが個室に入るとそこには黒いYシャツに金のネックレスと厳つい姿のイケメンな男の人が俺と南郷さんを待っていた。
一目見て、なんだか普通ではなくやばい人と感じさせるその人に俺は
何者!?
とちょっと怯えたように見てしまう。少しばかし怖い雰囲気で、でもかなりの綺麗な顔のその男の人が南郷さんに向かって
『南郷さん…、お先に呑んでるわよ。』
とオネェ言葉で話しかけて来た。そのギャップに固まって、口をパクパクさせた俺を笑いながら南郷さんが
『藤森 亜由美先生だ。』
と言って来る。つまり、このやたら怖そうで綺麗な顔のイケメンのオネェがあの官能漫画の原作者様!?と俺は驚愕するだけだった。藤森先生は
『もしかして…!?如月先生!?キャー!こんな可愛い男の子なの!?』
とイケメンをダメダメにするオネェ言葉で俺に話しかけて来る。
お父さん、お母さん…、怖いです…。逃げたいです…。
そう言ってこの場から逃げ出したくなる俺に南郷さんが
『とりあえず如月先生も座って下さいよ。』
と普通に着席を促して来る。一応、俺の官能漫画でのペンネームは有田 由奈になっている。女の子の名前の方が読者が付きやすいという理由から、リッちゃんの学生時代の友達の名前を組み合わせて適当に付けたペンネームだ。
『んっ…。』
口を押さえて俯く俺に
『痴漢されてエロい顔するなよ。』
と南郷さんが言って来た。そんな事をやっているうちに俺と南郷さんは新宿に着いていた。
駅を出て新宿で少し繁華街になっているエリアに南郷さんが俺を連れて行く。
『なんでわざわざ新宿に?』
そう聞いた俺に南郷さんは
『待ち合わせだからな。』
と答えていた。俺は少しがっかりしてしまった。
デートじゃないんだ…
そう思った瞬間、南郷さんが寿司屋に入って行くから俺も慌てて後に続く。寿司屋では店員さんに向かって南郷さんが
『○○出版ですが…。』
と言っていた。店員さんに奥の個室に案内されて、俺と南郷さんが個室に入るとそこには黒いYシャツに金のネックレスと厳つい姿のイケメンな男の人が俺と南郷さんを待っていた。
一目見て、なんだか普通ではなくやばい人と感じさせるその人に俺は
何者!?
とちょっと怯えたように見てしまう。少しばかし怖い雰囲気で、でもかなりの綺麗な顔のその男の人が南郷さんに向かって
『南郷さん…、お先に呑んでるわよ。』
とオネェ言葉で話しかけて来た。そのギャップに固まって、口をパクパクさせた俺を笑いながら南郷さんが
『藤森 亜由美先生だ。』
と言って来る。つまり、このやたら怖そうで綺麗な顔のイケメンのオネェがあの官能漫画の原作者様!?と俺は驚愕するだけだった。藤森先生は
『もしかして…!?如月先生!?キャー!こんな可愛い男の子なの!?』
とイケメンをダメダメにするオネェ言葉で俺に話しかけて来る。
お父さん、お母さん…、怖いです…。逃げたいです…。
そう言ってこの場から逃げ出したくなる俺に南郷さんが
『とりあえず如月先生も座って下さいよ。』
と普通に着席を促して来る。一応、俺の官能漫画でのペンネームは有田 由奈になっている。女の子の名前の方が読者が付きやすいという理由から、リッちゃんの学生時代の友達の名前を組み合わせて適当に付けたペンネームだ。