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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第3章 驚く共同同居契約
「流石に仕事が終わってから、三人分の食事を作るのはちょっと……」
「それは俺に任せて。これでもフードコーディネーターだから、料理は得意だし作るのも早い。夜食も作っておく?」
「え、やった! いつもコンビニ買い出しだったんだ僕って」
「じゃあ、食費と光熱費は三人で割ること、後はそう……プライベートには立ち入らないかな?」
これが一番重要だよ、私にだってプライベートはあるもの。なにより男性と一緒なんだから、立ち入りは厳格に決めたい。
「……それを三苑さんが決めちゃうと、僕たちが告ったのが無駄にならないかな?」
「でも、女性の部屋に勝手に入るのは無しだと思うよ小野寺さん」
「三苑さんの部屋だけ入らなければいい。俺と小野寺さんは自由意思、三苑さんが俺たちの部屋に入るのも自由、これで良いと思うけど?」
「はあ、まあ……。
小野寺さんと尾上さんは、私の部屋以外の立ち入りは自由で、私は誰の部屋にも行けるということですよね?」
「そう。俺も女性のプライベートを暴く趣味はないからね」
「僕もそれで良い」
凄く良い条件だけど、尾上さんに流されていると思わなくもない私。
好きと二人が言ったのだから、その……そういうこともある、って考えないとダメだし、それで上手くいくのか、いまいち理解し難いのよ。
「……ハッキリ聞いて良いですか、三人で同居して私はどうなります?
私を好きと言ってくれた気持ちは受け入れますが、もしそんなことになった場合、三人居るのは不都合じゃないんですか?」