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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第4章 千弥と蓮

自分のために私と陸さんを引き込んだ、そう言おうとしたら蓮さんから真っ向否定されてしまった。
仕事は関係ない、私を好きと言ったのは蓮さんの本心だと。
「……ごめんなさい」
「千弥が謝ることでないよ。あんな言い方をすれば、誤解を受けて当然だと思うからね」
「……でも……」
「千弥と陸の実力は認めている。でもそれと千弥が好きで同居しようと言ったのは全く別、そして陸と争いたくなかったのも本当のこと。俺と陸が争えば千弥が悲しむことになってしまう、それが嫌だった」
カタンと席を立つ蓮さん、私に近寄り椅子の向こう側から腕を回して、私を抱き締める。朝も思ったけど、蓮さんのぬくもりが熱い、火傷してしまいそうなほど熱いの。
「言ったよね、夜俺の部屋に来ないかと……」
「言いました」
「そして千弥は頷いてくれた。だから……このまま連れて行くよ、俺の部屋に」
「……あっ……」
さりげなく椅子から立たされ、蓮さんは私の手を握り自分の部屋へと誘う。
一度だけ入った蓮さんの部屋の中、少しだけ生活感がある室内。
「千弥、千弥、好きだよ。ずっとこうしたかった、俺の腕の中に隠してしまいたかった」
「私が小さいから」
「俺としては、千弥の身長が丁度良い。小顔な顔立ちも、細い身体も全て俺の好みだったんだよ。そして知ってからその性格も……。
迷うが芯がある性格は、男としたら堪らなくそそられる」
「…………」
頬に指が触れ、その後に覆い被さるように蓮さんのキスを受ける私。……唇まで熱い、火傷しそう。

