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◇◆ 星降る夜の恋物語 ◆◇
第1章 innocent イノセント

その後、どこをどう帰ってきたのか、翌朝目覚めれば見慣れた俺の部屋。
そして、慌てて起きた俺の隣に見知らぬ人間の姿が。
二日酔いによる酷い頭痛と吐き気を堪えながら記憶の糸を辿っていくと、それが昨日居酒屋で意気投合した相手だったことを思い出す。
─どうしてこいつが俺の部屋に居るんだ?
それより、なんで奴はパンツしか履いてないんだ?
ってか俺もだけど…
なんていう疑問は置き去りにして、どうにか”出勤”だけは果たした俺だった。
監査室の人間が、たかが二日酔いくらいで会社を休む訳にはいかない。
そんなわけで、以来あいつは”同じ屋根の下”に居る。
そして、例のパンツの件については、単なる習慣ということで自分の中で決着。
それ以上深く拘るのは恐ろしい気がして。(なんだそりゃ)
ンないい加減な話…って言われても、そうとしか言いようがないのだから仕方ない。

