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◇◆ 星降る夜の恋物語 ◆◇
第1章 innocent イノセント

自分でも全然納得していないけど、今も一緒に居るのは紛れもない事実。
俺と出会ったあの日、あいつはバイトを首になったばかりで、丁度安い下宿を探していた。
親からの援助は学費のみ、家賃などその他諸々の費用はバイトで賄っていたあいつにとってそれは死活問題だった。
それなのに飲んでて良いのかって話は置いといて、そこでバッタリ出会ったのが俺。
奴がこんな美味しい話を見逃すわけがない。
精神的にかなり参ってる俺を慰める(あくまでも精神的!)兼、家事を分担するってことで、家賃折半で同居と相成った。
(不動産屋には、突如上京してきた俺の弟ということにした)
しかも、この金額は水道&光熱費まで含めてのお値段。格安だと思わない?
ん、…苦労してるんだから食費負担くらいで置いてやれば良いのに、って?

