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◇◆ 星降る夜の恋物語 ◆◇
第1章 innocent イノセント

その辺のことは至って現実的な俺。
苦学生だからと言って”負んぶに抱っこ”じゃ困る。
俺は奴の保護者ではないのだから家賃くらい貰っても罰は当たるまい。
ってか当然!ボランティアでもあるまいし、ただで他人を何ヶ月も居候させてやるほど俺は悠長じゃない。
込み込み金額なのだからこれでも十分良心的だ。
そのほかに、俺と一緒にする分の食費は月の頭に渡しているし。
それじゃ、ほとんど同棲だって?!
その辺りが実に微妙なのだ。
二人の同居は、飲み屋で意気投合したあの日の流れで発生したもので、恋愛感情から同居するようになったのではない。
あまつさえ、俺はノーマルで元々その手(どの手?!)の思考は無かったのだから。
ちなみに奴は相手が女性でなくてもOKなタイプ。(追々知ったことだけど)

