この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一秒に見えた世界
第12章 俺の言う事を聞け
私は優誠の命令だからあの人達は空気だと思えって優誠に言われた事を話したら里美が

『嘘~!?そこまで普通はやる?』

と言った。

普通はやらないよね…、でも、あの人達は何故か平気な顔でそれをやる。

そう思った私は優誠はずっとそういう人生だったんだとつくづく思い知らされた。

港街のハーバーショップ街で私と空達はお好み焼き屋さんに入った。里美が

『それで薄情娘。今はどういう状況よ。』

と私に聞いて来る。私は優誠が私の親ともう会ったとは答えた。空が

『やっぱり美奈は就職よりもそのまま結婚になるんじゃないの?』

とか言って来る。

『まだまだ結婚なんかしないよ?』

『なんで?』

『だって私、優誠の誕生日すら知らないもん。』

一瞬、空気が凍りついた。空と里美が呆れて

『彼氏の誕生日も知らない人が親とは会わせているって適当過ぎるにも程があるよ…。』

と私に言い出した。

ウゥゥッ…!?やはりこれって適当過ぎるのかしら…。

と私は悩んでしまう。里美達はどうせ美奈だからねぇ…、とまるで私ならそれが当たり前のように言った。

お好み焼きを食べてからいつものように割り勘で里美達と支払いをしようとするとお店の人からは

『お会計は終わっております。』

と言われた。里美はラッキーとか言うけれど空が

『なんかこれって…、やばくない?』

と警戒する。私は

『後で優誠に言っておくよ。』

とは言ったけれどその後の空達とのウィンドウショピングにもずっと結城さんがついて来る。私に里美が

『ねぇ、あの人って本当に大丈夫?』

と何度も確認をして来た。私は段々とヤケになっていた。せっかく楽しく遊んでいる空や里美に変な不安を与えている優誠のやり方に腹が立った。

こうなったら夜まで遊ぶぞ!

と私が空達に言うと空は

『構わないけど…、学校はまだ始まったばかりだよ?』

とか言って来る。

とにかく今日はとことんやってやる!

とか私は思った。私は里美達とあちこちを歩き回り夕食をパスタ屋さんで食べてからやっぱり私はワインをガンガンと呑んでいた。

そのお店を私達が出ようとすると、やっぱりお会計は終わっている。さすがに呆れている空達に

『もう1軒行くよ!!』

と叫び私は例のBARへと向かった。
/217ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ