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一秒に見えた世界
第15章 重いから…
私を連れて優誠達は少し派手な看板がいっぱい付いた真っ白で綺麗なビルに向かった。

CLUB○○と書かれたお店に優誠達が当たり前のように入っていく。私が

『こういうところって私とかは来ちゃダメなんじゃないの?』

と優誠に聞くと

『女禁止の店は大概が安もんのキャバクラ。そんな店は面倒くさい女ばかりだから俺らは使わねぇよ。』

とか言って来る。中に入るとまずは小さな部屋があり荷物とかを預かってくれる。良二さんからはここは会員制だからと私は言われた。

高そうな着物を着たとても綺麗なママって人が6人くらいのドレスを着た煌びやかな女の人達を連れて来て優誠に向かって

『御剣の社長さん、随分とご無沙汰でしたね。』

と言って挨拶をする。優誠が

『俺は要らないから佐伯達にだけ適当に付けてくれたらいいよ。』

と言うとママさんが2人の女の人を追い払ってから私達をその小部屋から大きなシャンデリアが下がったキラキラの広いフロアへと案内してくれた。

お酒を呑む為のソファーだけで囲まれているような席で良二さんと佐伯さんには2人ずつのドレス姿の女の人がベッタリと付いていた。

穏やかな笑顔のママさんが私に

『お飲み物は何にしましょう?』

と聞いて来た。優誠が

『軽いのにしてやってくれ。』

と言ってくれたからママさんが私にはライムチューハイを用意してくれた。だから良二さんが

『美奈ちゃんは弱いの?』

と聞いて来る。優誠は呆れるような顔をしてから

『こいつの酔っ払いは本当に最悪。』

と答えた。私の酔っ払いを知っている佐伯さんは吹き出すし今の私の気分の方が最悪だった。

優誠はバーボンのロック。今日は結城さんが運転するからと言って優誠も結構呑んだ。だから優誠はずっと私の肩を抱いていて私にベッタリとくっついている感じだ。

良二さんは少しだけ仕事の話しを優誠にしていた。

『○○の現場に小物が来るんだよ。あの辺は黒田の叔父貴のところだろ?』

『俺から言ってみるよ。』

『これ以上、工期を邪魔されて引っ張られたらたまんねぇよ。』

『○○の生コンは終わってんだろ?』

『後は検査待ちだけなんだが小物が邪魔しているから検査官が呼びにくいんだ。』

『佐伯、お前が今から黒田の叔父貴のところに連絡を入れてくれよ。』

って感じ。
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