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一秒に見えた世界
第18章 このくらい…いいだろ?
ふむふむ…、じゃあ、わざわざ遠い他の国に行かなくてもシンガポールだけで世界旅行気分だけなら充分に事足りちゃうんだ。
と私は適当にぼんやりと考える。優誠が呆れたように
『適当に変な事を考えるな。』
と私に言っていた。朝食が終わるとお約束のショッピングだ。だけど優誠は先に注意事項を私に言う。
『ブランド系は一番最後な?ブランドの紙袋を持ってウロウロとしたらあっという間に裸にされるぞ。』
とか大袈裟な事を言い出した。
あっという間に私を裸にするのはいつも優誠さんなのですけども…。
と私が考える暇もなくデコピンがやって来る。
おデコを押さえて半泣きの私に優誠は
『ここは日本じゃないんだから真面目に俺の話しを聞きやがれ。』
と言って私と初めて会った時の怖いお兄さんに戻っている優誠だった。だから私は優誠の腕に絡みついて
『じゃあ、絶対に私からは離れないでよ。』
と優誠に言う。優誠は道の真ん中だろうとなんだろうと私にキスをしてくれる。その瞬間
『ちーっす。』
と良二さんの声がした。私が慌てて優誠から離れようとすると優誠はがっちりと私の腰をを掴んだまま良二さんと話しを始める。
『今、帰りか?』
『2人ほど買ったらもうフラフラよ。』
『俺らは今から出掛けるけど?』
『新婚さんの邪魔はしない。俺は今日はホテルで寝るから夕食だけはよろしく。』
ふあぁっとだらしなく、あくびをしながら良二さんはホテルの方へと消えて行った。
とりあえず私はかの有名なマーライオンは絶対に見たいと優誠に言った。優誠は不思議そうに
『どのマーライオンだ?』
と私に聞いて来る。
マーライオンはマーライオンだよ?シンガポールは初めてじゃないのにそんな事も知らないの?
偉そうに私がそう思うと優誠が
『マーライオンはこの辺りだけでも5頭はいるぞ?あれは京都でいう仏像みたいなもんだからな。』
と言って来た。
うげっ!?マーライオンさんってそんなにあちこちにいっぱいいるのね!?
お馬鹿な私はそれを初めて知ったのだ。適当主義の私が仏像を5頭も律儀に見る気はない。私は
『すみません、手近な場所の1頭だけで結構ですから案内をお願いします。』
と言って頭を優誠に下げる事になった。
と私は適当にぼんやりと考える。優誠が呆れたように
『適当に変な事を考えるな。』
と私に言っていた。朝食が終わるとお約束のショッピングだ。だけど優誠は先に注意事項を私に言う。
『ブランド系は一番最後な?ブランドの紙袋を持ってウロウロとしたらあっという間に裸にされるぞ。』
とか大袈裟な事を言い出した。
あっという間に私を裸にするのはいつも優誠さんなのですけども…。
と私が考える暇もなくデコピンがやって来る。
おデコを押さえて半泣きの私に優誠は
『ここは日本じゃないんだから真面目に俺の話しを聞きやがれ。』
と言って私と初めて会った時の怖いお兄さんに戻っている優誠だった。だから私は優誠の腕に絡みついて
『じゃあ、絶対に私からは離れないでよ。』
と優誠に言う。優誠は道の真ん中だろうとなんだろうと私にキスをしてくれる。その瞬間
『ちーっす。』
と良二さんの声がした。私が慌てて優誠から離れようとすると優誠はがっちりと私の腰をを掴んだまま良二さんと話しを始める。
『今、帰りか?』
『2人ほど買ったらもうフラフラよ。』
『俺らは今から出掛けるけど?』
『新婚さんの邪魔はしない。俺は今日はホテルで寝るから夕食だけはよろしく。』
ふあぁっとだらしなく、あくびをしながら良二さんはホテルの方へと消えて行った。
とりあえず私はかの有名なマーライオンは絶対に見たいと優誠に言った。優誠は不思議そうに
『どのマーライオンだ?』
と私に聞いて来る。
マーライオンはマーライオンだよ?シンガポールは初めてじゃないのにそんな事も知らないの?
偉そうに私がそう思うと優誠が
『マーライオンはこの辺りだけでも5頭はいるぞ?あれは京都でいう仏像みたいなもんだからな。』
と言って来た。
うげっ!?マーライオンさんってそんなにあちこちにいっぱいいるのね!?
お馬鹿な私はそれを初めて知ったのだ。適当主義の私が仏像を5頭も律儀に見る気はない。私は
『すみません、手近な場所の1頭だけで結構ですから案内をお願いします。』
と言って頭を優誠に下げる事になった。