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一秒に見えた世界
第21章 格が違う…
翌日はやっと2人だけでジグソーパズル。
『だから端からやった方が効率がいいんだ。』
『適当に合うピースを入れたらいいじゃん?』
私と優誠は笑いながらそうやって文句を言い合う。それでも2人で1つの事に夢中になれるこの時間が私の好きな時間。
やっぱり2人だけの世界が今の私には一番大切な時間で、そこには格の違いも命令も存在せずに私が優誠を想う気持ちと優誠が私を想いやってくれる気持ちだけが存在する、そんな小さな世界に私はずっと浸っていたいとばかり考えた。
私が適当でもやっと1つだけピースがはまると優誠が
『本当に適当だな。』
と言って笑いながら私の頬に手を当てて私に優しいキスをしてくれた。
優誠のその優しい声が私の一番のドキドキとする瞬。優誠のその優しい大きな手が私の一番の安心をする瞬間。優誠のその優しいキスが一番の私の優誠を愛おしいと感じる瞬間だった。
でもそんな幸せは夕方まで終わる。私は学校で優誠は仕事だからまた私と優誠は次の週末までは離れ離れになる。
学校が始まると朝の待ち合わせで里美が私と空に
『2人だけが遊びに行ったってズルイ!』
と言って怒っていた。だから私と空は割り勘でお昼の学食は里美に奢ると約束した。教室では由良はもう私の事をスルーした。
その変わりいつもは由良と一緒に居るはずの美鈴が
『やっぱり学生じゃ社会人には勝てないよね。』
と私に言って来た。私はなんとなくそういうのはやだなと感じた。だから私は美鈴に
『学生でも社会人でも上を目指している人は皆がカッコイイよ。』
とだけ答えた。
私は適当だけど優誠はカッコいいと思った。何故なら優誠は格が更に違う水原パパや御剣パパに負けない男になろうとしているように見えたからだ。
それは凄くカッコいい事なんだと今回の事で私は少しだけ学習する事が出来た。
だからきっと由良の彼氏も学生を卒業して上を目指せば優誠みたいにカッコいい人になると私は勝手に思った。
『だから端からやった方が効率がいいんだ。』
『適当に合うピースを入れたらいいじゃん?』
私と優誠は笑いながらそうやって文句を言い合う。それでも2人で1つの事に夢中になれるこの時間が私の好きな時間。
やっぱり2人だけの世界が今の私には一番大切な時間で、そこには格の違いも命令も存在せずに私が優誠を想う気持ちと優誠が私を想いやってくれる気持ちだけが存在する、そんな小さな世界に私はずっと浸っていたいとばかり考えた。
私が適当でもやっと1つだけピースがはまると優誠が
『本当に適当だな。』
と言って笑いながら私の頬に手を当てて私に優しいキスをしてくれた。
優誠のその優しい声が私の一番のドキドキとする瞬。優誠のその優しい大きな手が私の一番の安心をする瞬間。優誠のその優しいキスが一番の私の優誠を愛おしいと感じる瞬間だった。
でもそんな幸せは夕方まで終わる。私は学校で優誠は仕事だからまた私と優誠は次の週末までは離れ離れになる。
学校が始まると朝の待ち合わせで里美が私と空に
『2人だけが遊びに行ったってズルイ!』
と言って怒っていた。だから私と空は割り勘でお昼の学食は里美に奢ると約束した。教室では由良はもう私の事をスルーした。
その変わりいつもは由良と一緒に居るはずの美鈴が
『やっぱり学生じゃ社会人には勝てないよね。』
と私に言って来た。私はなんとなくそういうのはやだなと感じた。だから私は美鈴に
『学生でも社会人でも上を目指している人は皆がカッコイイよ。』
とだけ答えた。
私は適当だけど優誠はカッコいいと思った。何故なら優誠は格が更に違う水原パパや御剣パパに負けない男になろうとしているように見えたからだ。
それは凄くカッコいい事なんだと今回の事で私は少しだけ学習する事が出来た。
だからきっと由良の彼氏も学生を卒業して上を目指せば優誠みたいにカッコいい人になると私は勝手に思った。