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一秒に見えた世界
第22章 就職するの?
私は思い切ってお昼に由良を誘ってみた。由良は露骨に嫌な顔をして
『また彼氏の自慢?』
と私に言って来た。私は普通に
『今回の事を里美が怒っているから次は里美とかと女の子だけで皆で遊びに行こうよ。』
と答えた。由良はなんとなくだけれどそんな私に笑った。食堂では由良と空と里美と私の4人でテーブルを囲んでいた。うどんや定食を食べながら話しは決定している就職の話題になった。里美は
『私は平凡な会社のOLになるだけだから将来はつまんないかも。』
とか言った。由良は由良のパパの会社にやっぱりOLとして入るらしい。空だけはちょっと違っていてちゃんと資格を取っていて子供の時からの夢の保母さんになると決まっていた。
私はどうなるんだろう?優誠は就職をしたければ優誠の会社に入れてやるとは簡単に言っていたけれど…。
私はそんな事を考えた。実は就職に関しては具体的な話しをまだ優誠とは全くしていないという私だ。そんな私に由良が
『美奈は就職するの?卒業したらあの人と結婚するんじゃないの?』
と聞いて来る。だけど私はまたぼんやりと考えてしまう。
確かに結婚でもなんでも好きな方を選べと優誠は言った。でも結婚って私にはまだ考えられないし…。
そんな風にぼんやりと考え続ける私に由良が苛立つように
『やっぱり美奈ってイライラするわ。』
と言った。空は笑って
『美奈はこれでいいんだよ。』
と由良に言っていた。帰り道に空が私に
『由良ともちゃんと向き合えるようになったね。』
と言って私の頭ををよしよしとした。私はまだ微妙だったけれど優誠が言っていた事が少しは理解が出来たような気がした。
社会に出たらなんでも適当に逃げてたらダメなんだ…。嫌な事にもちゃんと向き合って戦う事も多分必要になるんだ。今の私はそういう事を色々と学習した。
それでも後はいつもの呑気な学生生活。週末は優誠とジグソーパズルという週末。そしてもうすぐ私は冬休み。今日の夕食は私が作って優誠と食べた。私は優誠に
『冬休みはバイトが出来るの?』
と聞いてみる。優誠は
『先に冬休みの課題をちゃんと終わらせたらな。』
とまるで親みたいに私に答えて来た。
『また彼氏の自慢?』
と私に言って来た。私は普通に
『今回の事を里美が怒っているから次は里美とかと女の子だけで皆で遊びに行こうよ。』
と答えた。由良はなんとなくだけれどそんな私に笑った。食堂では由良と空と里美と私の4人でテーブルを囲んでいた。うどんや定食を食べながら話しは決定している就職の話題になった。里美は
『私は平凡な会社のOLになるだけだから将来はつまんないかも。』
とか言った。由良は由良のパパの会社にやっぱりOLとして入るらしい。空だけはちょっと違っていてちゃんと資格を取っていて子供の時からの夢の保母さんになると決まっていた。
私はどうなるんだろう?優誠は就職をしたければ優誠の会社に入れてやるとは簡単に言っていたけれど…。
私はそんな事を考えた。実は就職に関しては具体的な話しをまだ優誠とは全くしていないという私だ。そんな私に由良が
『美奈は就職するの?卒業したらあの人と結婚するんじゃないの?』
と聞いて来る。だけど私はまたぼんやりと考えてしまう。
確かに結婚でもなんでも好きな方を選べと優誠は言った。でも結婚って私にはまだ考えられないし…。
そんな風にぼんやりと考え続ける私に由良が苛立つように
『やっぱり美奈ってイライラするわ。』
と言った。空は笑って
『美奈はこれでいいんだよ。』
と由良に言っていた。帰り道に空が私に
『由良ともちゃんと向き合えるようになったね。』
と言って私の頭ををよしよしとした。私はまだ微妙だったけれど優誠が言っていた事が少しは理解が出来たような気がした。
社会に出たらなんでも適当に逃げてたらダメなんだ…。嫌な事にもちゃんと向き合って戦う事も多分必要になるんだ。今の私はそういう事を色々と学習した。
それでも後はいつもの呑気な学生生活。週末は優誠とジグソーパズルという週末。そしてもうすぐ私は冬休み。今日の夕食は私が作って優誠と食べた。私は優誠に
『冬休みはバイトが出来るの?』
と聞いてみる。優誠は
『先に冬休みの課題をちゃんと終わらせたらな。』
とまるで親みたいに私に答えて来た。