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一秒に見えた世界
第22章 就職するの?
翌朝は優誠の抱っこで私はシャワーを浴びた。アソコは自分で洗うからと優誠からは逃げる私だけれど優誠はニヤニヤとしながら

『さっさと出て来いよ。』

と私に言うとお風呂から先に出て行こうとした。

私を洗ったらどうせまた襲って来るくせにと私は優誠の背中に向かってアッカンベーをしたら優誠には後ろにも目がついているらしく突然振り返ってアッカンベーな私を優誠は呆れた顔で見た。

私がシャワーから出ると今朝は珍しく優誠が難しい顔をして電話をしていた。だから私は黙って朝食の用意をする。玉子はスクランブルにしてベーコンはカリカリに焼くが優誠の好み。

目玉焼きは半熟の黄身が流れると食べにくいんだとか優誠が言っていた。普段は食事中でも携帯が鳴る優誠は片手でも食べられる料理が好みみたい。

ちょうどサラダも出来てトーストが焼けたら優誠の電話が終わった。優誠は少しだけ不機嫌な顔で

『昼飯はお袋と食うぞ。』

と私に言った。私は

『優誠と大翔さんのママ?』

と聞くと優誠は

『大翔と俺は母親が違う。つまり水原の親父に捨てられた方の女房だ。』

と答えた。

うーん…、前に優誠が優誠の家族がややこしいって言っていたけれど私の想像を遥かに上回っている…。パパが2人にママが3人?

とか考えながら上の空で朝食を食べている私を優誠は

『飯を適当に食うな。』

と叱って来る。だから私は慌ててトーストをコーヒーで流し込んだ。

お昼前までは優誠と2人で仲良くジグソーパズルをした。完成まではまだまだだけれど枠の部分は出来たし真ん中の辺りも世界地図でいう小さな島くらいのピースが少しずつ出来て来ている。

11時を過ぎて優誠と出掛けた。まずは水原の本家って優誠が言う家に行くと怖い顔をした何故かお揃いの作業服姿の人達が一斉に優誠の車に向かって頭を下げた。私は

『なんだか…、凄いね。』

と優誠に言った。そのお家の駐車場で何故か優誠が悩んでいた。それから優誠は

『10分で戻るから車のドアにロックかけて絶対に車からは降りて来るな。誰に声かけられても絶対に無視をして車からは動くな。』

とか私に言い出した。

なんだろ?そんなに怖い場所なの?お化け屋敷?

私は色々と想像してしまう。

そんな私を車に残して優誠はスタスタと家の中へと入って行っちゃった。
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