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一秒に見えた世界
第4章 女にした途端寂しいよ…
ゆっくりとお風呂に入ってから空のママが作ってくれたご飯を食べて、そろそろ寝ようと私がベッドに転がった時に私の携帯が鳴った。
着信は優誠だ。だから私はすぐに出た。
『もしもし…。』
ちゃんと私が2コールで出たのに優誠は
『なんで結城を断った?』
と不機嫌丸わかりの声で言って来た。私が
『だから、今日は友達といたんだってば、多分、優誠も知ってる子だよ。私が酔っ払って優誠にぶつかったBARで私と一緒にいた友達だから。』
そう説明したら優誠が
『まぁ、いい。明日はちゃんと結城と居ろよ。』
とだけ一方的に言って電話を切っちゃった。だからまた私は寂しくなって来た。
一体なんなのよ…?優誠の馬鹿ー!!
と私は大声で叫びたくなった。
そして目が覚めたら金曜日、当然ですが私は結城さんのお迎えには不機嫌なままだ。だけど結城さんは黙ってそんな私を当たり前のようにエステとブランドショップへと私を連れて行った。
私が帰る時に結城さんが
『明日は夕方くらいに社長が直接お迎えに上がりますから。』
とだけ言って帰って行った。
うちに帰ってからの私はずっと考えていた。
だって今の私は真面目に就活をしなければならないという立場の短大生である。これ以上は例え社長であっても優誠に振り回されている場合ではない。
『良し!!決めた!私は優誠と別れて真面目にしっかりとした短大生をやるんだ。』
そう私は1人で叫んだ。
この時の私はこの自分の考えがとても素晴らしい事だとか思った。
所詮、適当主義なこの私。優誠は好きだけど今のうちに別れてしまえば、しばらくもすれば私はそのうちにきっと
『それって誰だっけ?』
と言えるようになっているに決まっている。
『ふっふっふっ…、適当女の底力ってやつを明日は絶対に優誠にわからせてやるんだから!』
そんな意味不明な気合いを入れてその夜は私はぐっすりと眠った。
着信は優誠だ。だから私はすぐに出た。
『もしもし…。』
ちゃんと私が2コールで出たのに優誠は
『なんで結城を断った?』
と不機嫌丸わかりの声で言って来た。私が
『だから、今日は友達といたんだってば、多分、優誠も知ってる子だよ。私が酔っ払って優誠にぶつかったBARで私と一緒にいた友達だから。』
そう説明したら優誠が
『まぁ、いい。明日はちゃんと結城と居ろよ。』
とだけ一方的に言って電話を切っちゃった。だからまた私は寂しくなって来た。
一体なんなのよ…?優誠の馬鹿ー!!
と私は大声で叫びたくなった。
そして目が覚めたら金曜日、当然ですが私は結城さんのお迎えには不機嫌なままだ。だけど結城さんは黙ってそんな私を当たり前のようにエステとブランドショップへと私を連れて行った。
私が帰る時に結城さんが
『明日は夕方くらいに社長が直接お迎えに上がりますから。』
とだけ言って帰って行った。
うちに帰ってからの私はずっと考えていた。
だって今の私は真面目に就活をしなければならないという立場の短大生である。これ以上は例え社長であっても優誠に振り回されている場合ではない。
『良し!!決めた!私は優誠と別れて真面目にしっかりとした短大生をやるんだ。』
そう私は1人で叫んだ。
この時の私はこの自分の考えがとても素晴らしい事だとか思った。
所詮、適当主義なこの私。優誠は好きだけど今のうちに別れてしまえば、しばらくもすれば私はそのうちにきっと
『それって誰だっけ?』
と言えるようになっているに決まっている。
『ふっふっふっ…、適当女の底力ってやつを明日は絶対に優誠にわからせてやるんだから!』
そんな意味不明な気合いを入れてその夜は私はぐっすりと眠った。