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一秒に見えた世界
第4章 女にした途端寂しいよ…
空は優しい顔に戻って私の頭を撫でていた。
『美奈ってそういうところがズレてるからね。寂しいのなら美奈は多分その人が好きなんだよ。でもその人が本気で美奈を好きなのかが美奈にはわからないから美奈が寂しいって感じるんだよ。』
そう空が言った。
私は優誠が好きなのか…。
てか、あれだけ至れり尽くせりされたら女の子なら誰だって優誠に舞い上がっちゃうし、しかも優誠は渋い系イケメンなのだから好きになるのって当然だよね。
私はやっぱりぼんやりと考える。だけど空は慎重に
『美奈の彼氏って、あの時の怖い系のあのお兄さんだよね?』
と私に確認をして来た。だから私はうんうんと空に頷いた。空は
『あのさ、建築関係の会社って、やばい系の人が多いんだよね。しかもあの人って私らよりも遥かに大人って感じだよ。たかが短大生の私らなんか遊ばれてポイッと捨てられるだけかもしれないからさ。美奈もよーく考えなよね。』
と本気で私を心配してくれていた。その日は私は空の家に泊まる事にした。空のママはお料理上手で私が泊まる時はいつも色々と張り切って作ってくれる。
美味しい食事で気持ち良くなった私は久しぶりに空の手を握って眠った。
小さい頃にうちにママが居なくて寂しい時はいつも私は空の家に泊まってそうしていた。今の私は優誠が居なくて寂しいからずっと空の手を握っていた。
翌日はまた結城さんから連絡が来たけれど私は今は友達の家だからと言って結城さんを断った。結城さんはとっても困っていた感じだったけど私は黙って携帯を切った。
今日の空はバイトが休みだから、1日中、私と一緒に居てくれた。そして私のダメな就活を空が手伝ってくれるって言ってくれた。それから空は
『私のバイト先で今一応募集があるから、美奈も私と一緒にバイトしない?美奈も少しは世間を知った方が良いと思うよ。』
って言った。考えてからしか行動が出来ない私はちょっと考えるって空に答えた。
夕方になって空のママが私の夕食用にって肉じゃがとかアスパラサラダを使い捨てのお弁当箱に詰めて私に渡してくれた。
だから私はとりあえず今日は自分の家に帰った。
帰るとママからのメモがリビングのテーブルに置いてあった。どうせ仕事で帰れないのメモだからと私はそれを丸めてゴミ箱に捨てていた。
『美奈ってそういうところがズレてるからね。寂しいのなら美奈は多分その人が好きなんだよ。でもその人が本気で美奈を好きなのかが美奈にはわからないから美奈が寂しいって感じるんだよ。』
そう空が言った。
私は優誠が好きなのか…。
てか、あれだけ至れり尽くせりされたら女の子なら誰だって優誠に舞い上がっちゃうし、しかも優誠は渋い系イケメンなのだから好きになるのって当然だよね。
私はやっぱりぼんやりと考える。だけど空は慎重に
『美奈の彼氏って、あの時の怖い系のあのお兄さんだよね?』
と私に確認をして来た。だから私はうんうんと空に頷いた。空は
『あのさ、建築関係の会社って、やばい系の人が多いんだよね。しかもあの人って私らよりも遥かに大人って感じだよ。たかが短大生の私らなんか遊ばれてポイッと捨てられるだけかもしれないからさ。美奈もよーく考えなよね。』
と本気で私を心配してくれていた。その日は私は空の家に泊まる事にした。空のママはお料理上手で私が泊まる時はいつも色々と張り切って作ってくれる。
美味しい食事で気持ち良くなった私は久しぶりに空の手を握って眠った。
小さい頃にうちにママが居なくて寂しい時はいつも私は空の家に泊まってそうしていた。今の私は優誠が居なくて寂しいからずっと空の手を握っていた。
翌日はまた結城さんから連絡が来たけれど私は今は友達の家だからと言って結城さんを断った。結城さんはとっても困っていた感じだったけど私は黙って携帯を切った。
今日の空はバイトが休みだから、1日中、私と一緒に居てくれた。そして私のダメな就活を空が手伝ってくれるって言ってくれた。それから空は
『私のバイト先で今一応募集があるから、美奈も私と一緒にバイトしない?美奈も少しは世間を知った方が良いと思うよ。』
って言った。考えてからしか行動が出来ない私はちょっと考えるって空に答えた。
夕方になって空のママが私の夕食用にって肉じゃがとかアスパラサラダを使い捨てのお弁当箱に詰めて私に渡してくれた。
だから私はとりあえず今日は自分の家に帰った。
帰るとママからのメモがリビングのテーブルに置いてあった。どうせ仕事で帰れないのメモだからと私はそれを丸めてゴミ箱に捨てていた。