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一秒に見えた世界
第7章 優しくだけ出来ないの?

私が慌てて夕食を作り始めると優誠はあくびをしながらお風呂へと消えてしまった。だけど私は少しホッとした。
せっかちな優誠だからご飯を作るのに私がモタモタとしていたらまた不機嫌になりそうだとか私は思った。
おかずは、ハンバーグにポテトサラダ、大根とワカメのお味噌汁。我ながらちゃんと出来た。ご飯も後1分で炊けるって時に優誠がスウェット姿でお風呂から出て来た。
『まだか?』
優誠が急かすように私に言った時にご飯が丁度炊けてくれた。
『出来たよ。』
私はギリギリに間に合ったのがちょっと嬉しかった。優誠は私がよそったご飯を食べ始めてくれた。
『ちゃんと上手い飯が作れるんだな。』
なんか優誠が驚いたみたいに言って来る。
失礼な。私だってやれば出来るんだよ。私は料理を空のママに何回か教わっていた。
優誠が普通に
『お代り。』
って私にお茶碗を渡してくれるのが嬉しかった。初めて私でも優誠に何かをしてあげているんだって実感がわいた。いつも優誠に何かをされてばかりの私だから優誠には何かを返してあげたかった。
ご飯が終わると優誠がいきなり台所で後片付けを始めていた。
『私がやる。』
そう私は言ったけど優誠は
『洗い物くらいは俺でも出来るからお前はさっさと風呂に入って来い。』
って言われちゃった。時計はもう9時だった。確かに私が片付けていたらもっと遅くなっちゃう。明日からは白浜に旅行に行くんだから朝が早いって優誠が言っていた。
『ごめんね…。』
私がそう言ったら優誠は笑って
『早く行け。』
とだけ言った。私がお風呂から出たら優誠はソファーでまたバドワイザーを呑んでいた。私が横に座るとキスをしてから
『寝るぞ。』
って言って私の手を引っ張って寝室に連れて行く。ベッドでの優誠はずっとキスの嵐だった。私のおデコから鼻、口、耳と優誠のキスが移動して行く。
明日は朝が早いからって言ってたくせに…
とか私が考えると意地悪そうに
『余計な事を考えたら痛い目を見せんぞ。』
って優誠が言う。だから私は何も考えずに優誠の事だけを考える。
せっかちな優誠だからご飯を作るのに私がモタモタとしていたらまた不機嫌になりそうだとか私は思った。
おかずは、ハンバーグにポテトサラダ、大根とワカメのお味噌汁。我ながらちゃんと出来た。ご飯も後1分で炊けるって時に優誠がスウェット姿でお風呂から出て来た。
『まだか?』
優誠が急かすように私に言った時にご飯が丁度炊けてくれた。
『出来たよ。』
私はギリギリに間に合ったのがちょっと嬉しかった。優誠は私がよそったご飯を食べ始めてくれた。
『ちゃんと上手い飯が作れるんだな。』
なんか優誠が驚いたみたいに言って来る。
失礼な。私だってやれば出来るんだよ。私は料理を空のママに何回か教わっていた。
優誠が普通に
『お代り。』
って私にお茶碗を渡してくれるのが嬉しかった。初めて私でも優誠に何かをしてあげているんだって実感がわいた。いつも優誠に何かをされてばかりの私だから優誠には何かを返してあげたかった。
ご飯が終わると優誠がいきなり台所で後片付けを始めていた。
『私がやる。』
そう私は言ったけど優誠は
『洗い物くらいは俺でも出来るからお前はさっさと風呂に入って来い。』
って言われちゃった。時計はもう9時だった。確かに私が片付けていたらもっと遅くなっちゃう。明日からは白浜に旅行に行くんだから朝が早いって優誠が言っていた。
『ごめんね…。』
私がそう言ったら優誠は笑って
『早く行け。』
とだけ言った。私がお風呂から出たら優誠はソファーでまたバドワイザーを呑んでいた。私が横に座るとキスをしてから
『寝るぞ。』
って言って私の手を引っ張って寝室に連れて行く。ベッドでの優誠はずっとキスの嵐だった。私のおデコから鼻、口、耳と優誠のキスが移動して行く。
明日は朝が早いからって言ってたくせに…
とか私が考えると意地悪そうに
『余計な事を考えたら痛い目を見せんぞ。』
って優誠が言う。だから私は何も考えずに優誠の事だけを考える。

