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一秒に見えた世界
第11章 本気です
優誠がずっと私の上で動いてる。グッと奥を突かれた瞬間に私は叫ぶ。

『イクッ…、またイクの。』

『俺もだ。』

と言った優誠が一気に激しい動きになるともう私の痙攣がピークに達して

『イクゥゥゥッ!!』

と叫んじゃう。

その瞬間に優誠が私の一番奥で止まった。私はもう全身がガクガクとするほどに痙攣をしている。優誠の硬かったものは私の中でドクドクと脈を打っていた。

後はずっとご機嫌で優しい優誠だから私が馬鹿な事を言わない限りキスをして私が寝付くまで私の髪を撫でてくれる。

私は優誠の体温が気持ち良くてすぐに眠ってしまった。

朝はトロッと私の足に流れる何かを感じる。反射的に私は飛び起きる。

そうなんだよね。優誠ってこういう後始末とかは絶対にしない。だから私の太股には夕べの優誠の出したものが流れている。

そういうところはもしかして優誠はうちのママに似ているのかも?昨日のピザの残りもきっとリビングに放りっぱなしよね…。

片付けなくっちゃ…

でもそう思った私がベッドから抜けようとすると

『どこ行く?』

って言った優誠が私の腕を必ず掴む。

『トイレとお風呂。後はお部屋の片付をけするの。』

と私が答えるとやっぱり抱っこで私は優誠にトイレへと連れて行かれる。

2人でシャワーを浴びて歯を磨いて着替えまで済ませたら私は簡単に昨日の散らかったピザやビールの空き缶を片付ける。優誠は

『早くしろ。』

と言って私を急かして来る。喫茶店のモーニングに行く為だ。私は出来るだけ手早く片付けて優誠に

『お待たせ。』

と言って彼の手を握る。優誠はすぐにご機嫌になる。

うんうん、可愛いぞ。

とか私は思っちゃう。普通の人が見たらちょっと怖いお兄さん…、だけど私が甘えるとただの可愛いお兄さんになってくれる。

最近はそうやって優誠を私が理解して来たから優しくしてくれる時間が増えて私はずっと幸せいっぱいの週末だった。

モーニングを食べたら今日は優誠が車で近くの山にある牧場に連れて行ってくれた。ここの牧場ではチーズケーキソフトクリームが有名でかなり美味しいんだ。

でもソフトクリームを食べているとちょっと動物の匂いが臭くて困っちゃう。

牧場では自家製の生ハムとかチーズ、牛乳を買ってから山の一番上にある展望台のレストランでちょっとお洒落なお昼のランチだ。
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