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官能な小説①~パパきもちいい~BL編
第1章 誕生日

「ここを、舐めて欲しいの?」


父さんが唾液で濡れそぼった中心に、息を吹きかけながら訊ねてくる。

頷きそうになるのを必死で耐えながら、無理矢理に首を振った。

薬のせいで身体が狂いそうなのに、大事なところをひとつも触ってくれない。

あの優しい父さんは、こんなに酷い男だったのか?

無意識に父さんを睨みつける。


「そんなに怖い顔をしないで。私だって奏にたくさん触れられなくて辛いんだ。早く私の気持ちを受け入れてくれないか?私はいつだって奏と一緒に地獄に落ちる覚悟があるんだよ?」


「いやだ。いやだよ。父さんには幸せになってもらいたいんだ。ずっと輝ける場所にいて欲しい!」


「そんなふうに思っててくれたなんて嬉しいよ。思春期からあまり口をきいてくれなかったからね。思い過ごしかと思っていたけど、やっぱり私たちは相思相愛だったんだね。愛してるよ奏。ご褒美だ」


ずっと待ちわびたそこに口づけられ、乳首を舌で揉みくちゃにされながら一気に吸われる。


「はっ、ああっ、あああぁぁ!」


全身に電流が流れたみたいに快感が駆け巡り、気が付くと僕は射精していた。

どくどくと溢れる僕の精液を眺めながら、


「すごく、そそる眺めだ」


父さんが唾を飲み込むのがわかる。

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