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第8章 繋がる

　俺の先っぽが、濡れた夏芽の中心にキスする。妹の身体が少しだけ固くなった。

　妹の身体が小さく震えている。目を閉じて……。

「止めようか？」

「ヤダ……」

　俺は手を伸ばし、枕元のコンドームの小袋を取る。自分のモノに装着する。

「……いいね？」

　ピンク色に染まる夏芽の顔が小さく縦に動いた。

　俺はもう一度、妹の中心に自分をあてがう。夏芽の小さな花びらにキスされているようにも見える。１００分の何ミリの極薄の樹脂越しに妹の体温を感じていた。

「ああっ……」

　また、夏芽の身体が固くなる。彼女の腰を抱えて、俺の方へ引き寄せると、彼女の背中がしなやかにしなる。