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一夜だけの恋人 〜妹の姫初め
第9章 エピローグ
その日の午後ニ時、夏芽たちを祝福する教会の鐘が鳴った。
数日後、夏芽からメールが届いた。新しい家族の写真を貼付して……。
その後に、夏芽らしき手のひらに、小さな小袋の写真が……。
「何だこれ……?」
スマホの画面を拡大した。
「オ、オカモ……」
コンドームの小袋だ。その後に恥ずかしいくらいになみなみと溜まった俺の使用済みの……。
『お兄ちゃん、私、嬉しかったよ? この小袋、これは私のお守りにしてます。』
俺は、スマホの画面を指で軽く弾いた。
「夏芽、おめでとう、幸せになれよ……」
――おわり――