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永遠に見えた世界
第3章 ファーストキス?
そうやって美奈が俺好みのいい女に変わっていく。だから段々と御剣のクソ親父みたいな気分に俺はなった。女は男が綺麗に磨いてから抱いてやれと俺と良二は御剣の親父から散々言われて来た。
最高に綺麗になった女を抱くのが男のステイタスだというのが御剣の親父の考え方だ。
車に乗ると美奈が深呼吸をした。何かの気合いを入れたように
『お兄…、社長さん。これっていつまで続くの?』
と俺に聞いて来る。そんな他人行儀な美奈にまたしても俺は苛立って来る。一昨日は俺にすり付いていたくせに、しかもそろそろ飽きたみたいな美奈の態度。
普通の女なら次は何?と俺に期待して聞いて来る。なのに美奈はどうでもいいように言いやがる。
『後2軒は回らんと、お前とは飯すら食えん。』
俺はわざとそう言ってやる。お前は俺にとってはその程度の女なんだと美奈には余裕のあるフリをする。
なのに美奈はやはり俺を見ずにそんなのはどうでもいいって態度だ。
ブランドショップでも俺は美奈にはきっちりと全身コーディネートをさせた。普通の女ならバッグ1個で大袈裟に騒いで俺に喜んでみせる。
だけど違う。美奈は違う。着替えた美奈は露骨にうんざりした顔でこんなものは要らないという目を俺に向けた。
最後が美容室で美奈の髪とメイクの仕上げをプロにやらせた。全てが終わると俺の目の前には完璧な女が立っていた。もう少し身長さえあればモデルでも出来るというくらいのレベルに美奈が変わった。
美奈は完璧に綺麗だった。だから俺は素直に美奈に綺麗だと言ってやりたいけれど車に乗った美奈は俺に向かって面倒臭いオーラを出し続けた。しかも、またしても俺を見ようとしない。
『なんとか、ぎりぎりのところだな。』
だから俺は子供みたいに拗ねてそう言った。
なんで俺を見ない。美奈は俺には興味がないのか?
俺がそう思った瞬間
ギュルルルル…
見事な音が美奈の腹から聞こえて来た。俺は呆れてしまった。なんで完璧にいい女が腹とか平気で鳴らしてんだよ。しかも、それを隠そうともせずに俺のせいで腹か減ってるのだから音が鳴って当たり前だという態度の美奈だった。
最高に綺麗になった女を抱くのが男のステイタスだというのが御剣の親父の考え方だ。
車に乗ると美奈が深呼吸をした。何かの気合いを入れたように
『お兄…、社長さん。これっていつまで続くの?』
と俺に聞いて来る。そんな他人行儀な美奈にまたしても俺は苛立って来る。一昨日は俺にすり付いていたくせに、しかもそろそろ飽きたみたいな美奈の態度。
普通の女なら次は何?と俺に期待して聞いて来る。なのに美奈はどうでもいいように言いやがる。
『後2軒は回らんと、お前とは飯すら食えん。』
俺はわざとそう言ってやる。お前は俺にとってはその程度の女なんだと美奈には余裕のあるフリをする。
なのに美奈はやはり俺を見ずにそんなのはどうでもいいって態度だ。
ブランドショップでも俺は美奈にはきっちりと全身コーディネートをさせた。普通の女ならバッグ1個で大袈裟に騒いで俺に喜んでみせる。
だけど違う。美奈は違う。着替えた美奈は露骨にうんざりした顔でこんなものは要らないという目を俺に向けた。
最後が美容室で美奈の髪とメイクの仕上げをプロにやらせた。全てが終わると俺の目の前には完璧な女が立っていた。もう少し身長さえあればモデルでも出来るというくらいのレベルに美奈が変わった。
美奈は完璧に綺麗だった。だから俺は素直に美奈に綺麗だと言ってやりたいけれど車に乗った美奈は俺に向かって面倒臭いオーラを出し続けた。しかも、またしても俺を見ようとしない。
『なんとか、ぎりぎりのところだな。』
だから俺は子供みたいに拗ねてそう言った。
なんで俺を見ない。美奈は俺には興味がないのか?
俺がそう思った瞬間
ギュルルルル…
見事な音が美奈の腹から聞こえて来た。俺は呆れてしまった。なんで完璧にいい女が腹とか平気で鳴らしてんだよ。しかも、それを隠そうともせずに俺のせいで腹か減ってるのだから音が鳴って当たり前だという態度の美奈だった。