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永遠に見えた世界
第1章 クソ親父

ようやく彼女は遅刻を思い出したように友達を追いかけて俺の前からは走り去った。
入学式の来賓席では俺はただ退屈なだけだった。退屈しのぎに学生達を1通り見てみた。ここは女子校だから山ほどの女が居る。だけど半分以上は同じような服に同じようなメイクの女の子ばかりだ。
お嬢様学校の短大って割にはつまんねぇ女の子ばかりだな。悪いが俺は子供には興味はない。だが、その女の集団の中にはさっきの桜の女が居た。
確か、美奈って言われてたな。
俺はぼんやりと彼女の名前を思い出し何度も頭で繰り返す。お陰で美奈という名前だけはしっかりと俺は覚えてしまった。
学校長が入学式の挨拶の際に講堂を新設したという俺の会社の説明をして俺に礼を言うように学生達に促した。学生達は一斉に来賓席の方を向き来賓席に居た俺に頭を下げて来る。
なのに美奈って女だけは全く俺を見ていなかった。見ていないどころか美奈はのんびりとあくびをしてやがった。まるでこの入学式が早く終われとばかりにかなり適当な態度だ。
入学式が終わり帰りの車では良二が俺に
『可愛い子はいたか?』
と聞いて来る。俺は
『短大って言ってもガキばかりだよ。挙げ句にすげー適当な女がいたぞ。』
と答える。良二は
『やっぱ、大人の女の出番だな。』
と言って夜は新地に呑みに行こうと俺を促して来る。だから俺は良二に
『仕事だけは、完璧に終わらせろよ。』
とだけ言った。
夜の新地では佳代子って初めて会う女が俺に付いた。
『お店が終わったら、ご飯でも行きませんか?』
と佳代子から俺に言う。
またかよ…。
と俺はそう思う。こういう夜の店じゃ女は俺の席に付けるようになれば俺の会社だけで給料が100万はもらえるようになる。
だから俺に股を開いてでも俺の席に付きたがる女ばかりだ。この店のママくらいがガツガツとせずにいつも俺に対して落ち着いていると言える女だ。
そりゃそうだ。何故ならここのママは御剣の親父の女だからな。
入学式の来賓席では俺はただ退屈なだけだった。退屈しのぎに学生達を1通り見てみた。ここは女子校だから山ほどの女が居る。だけど半分以上は同じような服に同じようなメイクの女の子ばかりだ。
お嬢様学校の短大って割にはつまんねぇ女の子ばかりだな。悪いが俺は子供には興味はない。だが、その女の集団の中にはさっきの桜の女が居た。
確か、美奈って言われてたな。
俺はぼんやりと彼女の名前を思い出し何度も頭で繰り返す。お陰で美奈という名前だけはしっかりと俺は覚えてしまった。
学校長が入学式の挨拶の際に講堂を新設したという俺の会社の説明をして俺に礼を言うように学生達に促した。学生達は一斉に来賓席の方を向き来賓席に居た俺に頭を下げて来る。
なのに美奈って女だけは全く俺を見ていなかった。見ていないどころか美奈はのんびりとあくびをしてやがった。まるでこの入学式が早く終われとばかりにかなり適当な態度だ。
入学式が終わり帰りの車では良二が俺に
『可愛い子はいたか?』
と聞いて来る。俺は
『短大って言ってもガキばかりだよ。挙げ句にすげー適当な女がいたぞ。』
と答える。良二は
『やっぱ、大人の女の出番だな。』
と言って夜は新地に呑みに行こうと俺を促して来る。だから俺は良二に
『仕事だけは、完璧に終わらせろよ。』
とだけ言った。
夜の新地では佳代子って初めて会う女が俺に付いた。
『お店が終わったら、ご飯でも行きませんか?』
と佳代子から俺に言う。
またかよ…。
と俺はそう思う。こういう夜の店じゃ女は俺の席に付けるようになれば俺の会社だけで給料が100万はもらえるようになる。
だから俺に股を開いてでも俺の席に付きたがる女ばかりだ。この店のママくらいがガツガツとせずにいつも俺に対して落ち着いていると言える女だ。
そりゃそうだ。何故ならここのママは御剣の親父の女だからな。

