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秘密のピアノレッスン
第11章 大事なもの

繊細なブレスレットが、しゃらりと手首で揺れた。
先生からもらった誕生日プレゼント。
くまのモチーフがついているが、大人っぽいデザインで、嬉しくて胸がくすぐったくて、見ていて飽きない……。
18歳の誕生日。
先生のマンションからの帰り際、先生に呼び止められ、小さな白い箱を手渡された。
「更紗ちゃんに、プレゼント」
あんなに素敵なお昼ご飯も振舞ってもらえて……3時には一緒にケーキも食べた。
ベッドの上では、あんなに幸せな時間も過ごせたのに、これ以上何か貰えるとは思ってもみなかった。
先生は、小箱からブレスレットを取り出して私の左手首につけてくれた。
「指輪と迷ったんだけど。サイズがよくわからないから。気に入ってもらえるかわからないけど……」
自信なさそうに先生は言うが、気に入らないわけがない。
「嬉しいです……」
こんなの、感動するなという方が無理で。
先生の前でぽろぽろと涙をこぼしてしまって、玄関先で抱き締めてくれた。
先生からもらった誕生日プレゼント。
くまのモチーフがついているが、大人っぽいデザインで、嬉しくて胸がくすぐったくて、見ていて飽きない……。
18歳の誕生日。
先生のマンションからの帰り際、先生に呼び止められ、小さな白い箱を手渡された。
「更紗ちゃんに、プレゼント」
あんなに素敵なお昼ご飯も振舞ってもらえて……3時には一緒にケーキも食べた。
ベッドの上では、あんなに幸せな時間も過ごせたのに、これ以上何か貰えるとは思ってもみなかった。
先生は、小箱からブレスレットを取り出して私の左手首につけてくれた。
「指輪と迷ったんだけど。サイズがよくわからないから。気に入ってもらえるかわからないけど……」
自信なさそうに先生は言うが、気に入らないわけがない。
「嬉しいです……」
こんなの、感動するなという方が無理で。
先生の前でぽろぽろと涙をこぼしてしまって、玄関先で抱き締めてくれた。

