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秘密のピアノレッスン
第3章 秘密
家に帰って、楽譜を眺めることが多くなった。
先生のことを思い出している時間は甘い幸せに浸れる。
楽譜に詰まっている先生の欠片を集めて、世界に浸って……ベッドの上で、弄っていた。


自分の気持ちいいところは知っている。まず中指を咥えて唾液をつけて……陰核にぴとりと当てた後、左右にくちくちと撫でつける。それを何度も繰り返していたら、奥の方から熱い何かが湧きでてくるのだ。

その愛液をたっぷりとすくって、心ゆくまでクリトリスを捏ねまわしていたら、それだけで言い知れない快感が私を現実から解き放ってくれる。

「んっ、んぅっ……」

漏れ出るいやらしい声はシーツを噛んで堪える。
くまのぬいぐるみを抱きながら、片手は動かし続ける。

来た……お腹に変なのが……。

「あぅ……はぁっ……あぁー……」

全身が硬直し、きゅうんと切なくなる。
そのあとは、脱力しながらくまを抱きしめて、ひくんひくんと収縮する下腹部の快感に浸った。
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