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秘密のピアノレッスン
第17章 本当の私
「ここから丸見えだよ。糸引いてる」

至極冷静に状況を述べられると、自分だけが恥ずかしい行為をしているような気分になって、堪らない。
先生の視線を追うと、先生の屹立と私の間は、恥ずかしい糸をひいて繋がっていた。

寝室の空気は、むせ返りそうなほど淫らだ。
堪らなくなって、自然と深い吐息が漏れる。まだ挿入にも至っていないのに、体の芯が疼いてどうしようもない。
そして、少し余裕をなくしている、私より随分年上の男の人の興奮した面差しにも滾ってしまう。

先生の陰茎の先を、指でそっと囲むように私に寄せる。
その刺激でわずかに眉を動かし、切なげな表情を覗かせる先生を見つめながら、熱く濡れそぼる女の部分を擦りつけた。

一度大きくずるりと上下すると、その後はぬるぬると滑り出す。
私の突起が、リズムよく先生の裏側を往復し、私の指にもねっとりとした透明な蜜が纏わりついた。
それだけで、自分がどれだけ濡らしているか察することができた。

「更紗は、本当に濡れやすいね」

先生の囁きが興奮を助ける。

「んっ、んんっ……いっちゃう」

大好きな男の人の前で、恥ずかしい格好で激しく腰を振って。
恋焦がれる先生のもので擦り上げながら、一人きりで達してしまった。

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