この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のピアノレッスン
第8章 指
何が「ひとこと謝りたい」なのか。
授業中も落ち着かなくて、先生の指や、舌の柔らかさを思い出して、体の芯が熱くなっていたくせに。
怯えながらも、本当はもっと先生の乱れた姿が見たいと思っていたくせに。

先生は、イった私に満足げに微笑み、自身の指先を舐めていた。その姿はやはり私の瞳には、美しく映る。
惹かれるのに怖い。きっと獣と対峙している恐怖に似ている。

なのに、もっとその先にある快感を知りたい私が、いる……。




「紅茶、冷めちゃったかな」と先生の声がした。

天井を仰いでいた私は、私の股の間に視線を移した。そこでは先生の黒髪がさらりと動き、ぴちゃぴちゃと水音がする。
「こうして舐めて、ちゃんときれいにして帰らないと」と、先生は言う。
当たり前のことがわからない私は、先生に教えてもらったことが全てになる。

勇気を出して、そっと先生の髪に触れた。
先生は、それに答えるように私の指先に指先を絡ませた。熱い吐息が割れ目にかかる。

アップライトの黒いピアノが静かに佇む中で、三度目の淫らな遊びを終えた。
/209ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ