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エレベーターガール
第6章 エアコン
「さあ、両手を前に出して?」
言いなりになって手を出すと、男がポケットからビニールテープのようなものを出し、私の手首を纏めて巻いていく。
「これね、パイプを保護するテープなんだけど、優れものでさ、テープ同士はピッタリ貼り付いて剥がれないんだけど、他のものにはベタベタつかないの。
だから、奥さんが暴れなければ傷にも痕にもならないから安心して?」
優しく話しかけながらもきっちりと手首を固定され、更に頭上に持ち上げて肘を後ろに曲げた格好で肘も纏めて巻かれてしまう。
あっけなく胸を突き出して伸びをしたような姿勢にさせられてしまった。