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エレベーターガール
第5章 冷蔵庫
あ…ンン…
「これは失礼。」
すり抜ける際に、荷を担ぎ直すガテン系の男の肘に胸がぶつかってしまう。
意識し過ぎているせいか、ピリピリと痺れるような快感に思わず甘い声を出してしまう。
思わず俯いてしまったが、男たちは気付いていないようで踏み潰されたスニーカーを引っ掛けて、そのまま冷蔵庫をトラックに積んでいく。
道路には既に大きな段ボールが、新しい冷蔵庫が準備されていた。
私は火照りを誤魔化すように、手で反対の肘を押さえていた。