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どうか、その声をもう一度
第4章 愛と罰
揺さぶられながらこの後はどうなるのだろうとぼんやり考えた。
恐らく、この射精が済めば、次は風呂場に運ばれる。アナルを整えたら細いバイブを押し込まれ、膣には先程よりも少し太いバイブが挿入されるのだろう。
強い快感でベッドの上でのた打ち回る私を彼はまたじっと見つめるのだ。私の反応が悪くなるとまず、アナルのバイブが太くなる。それから膣のも太くなって、最後にもう一度アナルのを太くする。
もう無理、の合図は3回歯を鳴らす。私が音をあげると膣のバイブだけを抜いて3度目の挿入。ここからがまた長い。明け方までに終わるだろうか。
「考え事なんて余裕だね。もう、お尻に入れて欲しいの?」
しまった。はっとして慌てて首を振ると、冗談だよ、と声が降ってくる。安堵の息を吐いたと同時に隆也の腰の動きが止まった。どくどくと脈打ちながら2度目とは思えない量の精液が中に注がれていった。
「愛してる、沙英。二度と、どこにも行かせない」
そんなこと、分かっている。
この行為は私が受け入れるべき彼の愛の証明で、私が受け入れなければならない罰だ。