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どうか、その声をもう一度
第6章 崩れたオペラ

もう無理、壊れる。声が出せないから、セーフワードの代わりに、歯を3回鳴らすこと、と決めたのは隆也なのに彼は度々それを無視する。轡を咬まされた日には、私は限界を告げることも出来ず、気を失うまで快楽の中に落とされる。

「離そうとしないね。そんなにこれが気に入った?」

これ以上は入らないくらいまで押し込まれているバイブを強く押されると、その度に私の身体は大きく跳ねた。くすくすと笑いながらそれを繰り返し、気まぐれにスイッチを切ってみたり、いきなり最大限に入れてみたりする。

幾度となく潮を吹き、私の顔が涙でぐちゃぐちゃになった頃になってようやくバイブが抜かれた。短く息を吸いながらベッドに伏せると、彼は脱力する私の身体を引きずって、口を開いたままの膣に己のモノを挿入した。

「さすがにちょっとゆるくなっちゃったかな。ほら、どうするの?俺がイかないと終わらないよ」

そうは言うもののイったところで、ベッドでのセックスに区切りがつくだけで、場所を変え、道具を変え、私の身体に己の痕跡を刻んでいくのだ。

必死に膣を締めようとしても、締まっているのかどうかは分からなかった。乾いた音を立てて尻を強く叩かれたから恐らく締まりが悪かったのだろう。

ばしん、ばしん、と響く音。尻に走る熱。これも、ぞくぞくしてたまらない。シーツを掴んで、歯を食いしばって、唾を飲み込むとまた尻に平手を振り下ろされる。

しばらく経って挿入したまま仰向けにされると、じりじり熱を持ったままの尻がシーツに擦れて痛いような気持ち良いような妙な感覚が私を襲った。隆也が身体を倒して、私の鎖骨に噛みつき、それから、頬、耳と口づけていく。

耳の中に舌が入ってきた時の生温かさとこそばゆさにはまだまだ慣れそうもないが、ぼわっとした鈍い反響を感じるとぞくりとする自分に気付き始めていた。
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