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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第7章 最終決戦! 土方歳三!!
廊下の先の突き当りで花楓が待っていた。
「最後だね」
「うん」
俺が離れに向かい足を進めると、花楓の足もそれに並ぶ。
「今日は晩ご飯、おいしいもの作るね。力を付けて戦いに向かおう」
「いいね。ハンバーグに目玉焼き乗っけてくれ」
「言うと思った。お子様舌」
あはは、と屈託のない顔で花楓が笑う。
何よりも守りたい笑顔。
俺の気持ちが伝わったか、花楓が真剣な表情になる。
「あのさ」
「ん?」
「ご飯食べたらさ、まだ戦いまで時間があるじゃない?」
「うん」
「…体力使っちゃうかもだけどさ、出かける前に一回しよう」
「え?」
俺が振り返ると花楓が顔を真っ赤にして手をパタパタさせた。
「ちょ…違うわよ、馬鹿」
「まだ何も言ってないんだけど…」
「言わなくても分かる。あんた今、変なこと考えた絶対!」
「まあ…っていうか、そう言う意味で言ったんじゃないの?」
「違うわよ」
馬鹿、ともう一度浴びせかけて花楓が深く息を吸う。
「戦いの前にいっぱい、イ…イかせてくれたら戦ってる時に少しは長い時間耐えられそうじゃない? そのためよ」
ああ、と笑って俺は頷く。
「なるほどね」
「分かればいいのよ」
花楓らしい物言いに、俺はまた笑う。
花楓とすることにもちろん異論はない。というか、したい。食事の後を待たなくても、今すぐにでもしたいくらいだ。
だって、もしかしたら花楓とはこれが最後になるかもしれない。
きっと土方は鬼気迫る戦いを仕掛けてくるだろう。
今まででいちばんの強敵。激しい戦いになることは間違いない。花楓の温もりは俺に「生きて帰る」という強い意志を俺にくれるだろう。
花楓も同じ気持ちだったか、そっと腕を絡めて来た。
「今夜も寒いだろうからさ、いっぱいあったまろう…」
「最後だね」
「うん」
俺が離れに向かい足を進めると、花楓の足もそれに並ぶ。
「今日は晩ご飯、おいしいもの作るね。力を付けて戦いに向かおう」
「いいね。ハンバーグに目玉焼き乗っけてくれ」
「言うと思った。お子様舌」
あはは、と屈託のない顔で花楓が笑う。
何よりも守りたい笑顔。
俺の気持ちが伝わったか、花楓が真剣な表情になる。
「あのさ」
「ん?」
「ご飯食べたらさ、まだ戦いまで時間があるじゃない?」
「うん」
「…体力使っちゃうかもだけどさ、出かける前に一回しよう」
「え?」
俺が振り返ると花楓が顔を真っ赤にして手をパタパタさせた。
「ちょ…違うわよ、馬鹿」
「まだ何も言ってないんだけど…」
「言わなくても分かる。あんた今、変なこと考えた絶対!」
「まあ…っていうか、そう言う意味で言ったんじゃないの?」
「違うわよ」
馬鹿、ともう一度浴びせかけて花楓が深く息を吸う。
「戦いの前にいっぱい、イ…イかせてくれたら戦ってる時に少しは長い時間耐えられそうじゃない? そのためよ」
ああ、と笑って俺は頷く。
「なるほどね」
「分かればいいのよ」
花楓らしい物言いに、俺はまた笑う。
花楓とすることにもちろん異論はない。というか、したい。食事の後を待たなくても、今すぐにでもしたいくらいだ。
だって、もしかしたら花楓とはこれが最後になるかもしれない。
きっと土方は鬼気迫る戦いを仕掛けてくるだろう。
今まででいちばんの強敵。激しい戦いになることは間違いない。花楓の温もりは俺に「生きて帰る」という強い意志を俺にくれるだろう。
花楓も同じ気持ちだったか、そっと腕を絡めて来た。
「今夜も寒いだろうからさ、いっぱいあったまろう…」