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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第1章 『蘇った者』
それは夢か、それとも過去にあった出来事なのか。
俺は一人の男になっていた。体はそれほど大きくないがしなやかな筋肉に覆われた壮年の男だ。髪には白いものが混じっているが身のこなしは機敏だ。
俺はその男そのもののようでもあったし、それを見ているようでもある。
ただ、その男が考えていることは自分のことのようによく分かった。
「あ…どこを触って…」
男の下で小柄な女が喘いでいる。年の頃は十代後半か、そのくらい。小柄で細身の体。大きな目をうっとりと閉じ、頬を桜色に染めている。
「今さら何を恥ずかしがるか」
男がせせら笑う。どうやらもう何度か体を重ねたことがある仲らしい。こういうやり取りも含めて体の関係を楽しんでいる。
場所はどこかの木造家屋。外は暗い。時間は分からないが夜も更けているみたいだ。蝋燭の炎と随分明るい月明かり。女の体を隠す影が官能的な雰囲気を暗く彩る。
男の手が女の襦袢の胸元を掻き分け潜り込む。その胸の感触が俺にもはっきりと伝わってくる。
しっとりとした滑らかな手触り。やや小ぶりながらも張りのある弾力で男の指を押し返す。
「は…あ、ん…」
女の息に甘い響きが混じり、男の性欲が高まっていく。
自慢じゃないが俺は童貞だ。女性経験は一切ない。まだ彼女だって出来たことはないくらいだ。
時々エッチな夢を見ることはある。そのせいで寝ている間に夢精してしまったことだってある。
でも、今見ている夢はもっと生々しい。男の手のひらに覆い被された胸の感触だけではなく、女の体温や甘く熱くなっていくその吐息までも感じることが出来る。
だからこれが夢だ、と断言できない。その証拠に、今までは夢で見ても実物を見たことがないために、そこだけぼやけていた女性のあそこが目の前で男の指に広げられてはっきりと見えている。
女の顔立ちはどこか今風ではない。女の着ているものも襦袢という和服用の下着だ。
もしかしたら本当に過去の出来事なのだろうか?
俺は一人の男になっていた。体はそれほど大きくないがしなやかな筋肉に覆われた壮年の男だ。髪には白いものが混じっているが身のこなしは機敏だ。
俺はその男そのもののようでもあったし、それを見ているようでもある。
ただ、その男が考えていることは自分のことのようによく分かった。
「あ…どこを触って…」
男の下で小柄な女が喘いでいる。年の頃は十代後半か、そのくらい。小柄で細身の体。大きな目をうっとりと閉じ、頬を桜色に染めている。
「今さら何を恥ずかしがるか」
男がせせら笑う。どうやらもう何度か体を重ねたことがある仲らしい。こういうやり取りも含めて体の関係を楽しんでいる。
場所はどこかの木造家屋。外は暗い。時間は分からないが夜も更けているみたいだ。蝋燭の炎と随分明るい月明かり。女の体を隠す影が官能的な雰囲気を暗く彩る。
男の手が女の襦袢の胸元を掻き分け潜り込む。その胸の感触が俺にもはっきりと伝わってくる。
しっとりとした滑らかな手触り。やや小ぶりながらも張りのある弾力で男の指を押し返す。
「は…あ、ん…」
女の息に甘い響きが混じり、男の性欲が高まっていく。
自慢じゃないが俺は童貞だ。女性経験は一切ない。まだ彼女だって出来たことはないくらいだ。
時々エッチな夢を見ることはある。そのせいで寝ている間に夢精してしまったことだってある。
でも、今見ている夢はもっと生々しい。男の手のひらに覆い被された胸の感触だけではなく、女の体温や甘く熱くなっていくその吐息までも感じることが出来る。
だからこれが夢だ、と断言できない。その証拠に、今までは夢で見ても実物を見たことがないために、そこだけぼやけていた女性のあそこが目の前で男の指に広げられてはっきりと見えている。
女の顔立ちはどこか今風ではない。女の着ているものも襦袢という和服用の下着だ。
もしかしたら本当に過去の出来事なのだろうか?