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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第2章 決戦! 近藤勇!!
きんっ! 刀を鳴らし、俺はしっかりとその一撃を受け止めた。今までで一番重く鋭い一撃だったが、俺の刀も腕もしっかりそれを受け止めた。
「あうっ!」
びくっと体を振るわせて花楓が悲鳴を上げる。一瞬気が逸れそうになるも、近藤の強烈な殺気がそれを押し留めてくれた。
少しでも気を散じたらやられる。大丈夫、花楓は耐えてくれる。
近藤の刀を受け流し、今度は俺が仕掛ける。逆胴はかわされ、返す刀の切り上げは受けられた。
でも、見える。見えている。近藤の動きが、剣が、俺には見える。再び刀をだらりと下げる。
繰り出された近藤の一撃を今度は綺麗に避けることが出来た。
近藤相手に一撃必殺は無理だ、そう悟った俺は刀を素早く押し出し軽く引く。
「あんっ!? あ…!」
花楓の悲鳴。
「むうっ!?」
近藤の右腕が浅く裂けた。血が舞う。
しかし、やはり近藤は只者ではなかった。手傷を負いながらも即座に次の剣を放つ。
ぎんっ! 火花を散らして二人の剣が交差する。
「ひあ…っ! は、早く、もう…限界…っ!」
花楓が涙交じり込声で訴える。
待っててくれ、もうすぐだ。もうすぐで俺は。
近藤の剣を見切れる。
「あうっ!」
びくっと体を振るわせて花楓が悲鳴を上げる。一瞬気が逸れそうになるも、近藤の強烈な殺気がそれを押し留めてくれた。
少しでも気を散じたらやられる。大丈夫、花楓は耐えてくれる。
近藤の刀を受け流し、今度は俺が仕掛ける。逆胴はかわされ、返す刀の切り上げは受けられた。
でも、見える。見えている。近藤の動きが、剣が、俺には見える。再び刀をだらりと下げる。
繰り出された近藤の一撃を今度は綺麗に避けることが出来た。
近藤相手に一撃必殺は無理だ、そう悟った俺は刀を素早く押し出し軽く引く。
「あんっ!? あ…!」
花楓の悲鳴。
「むうっ!?」
近藤の右腕が浅く裂けた。血が舞う。
しかし、やはり近藤は只者ではなかった。手傷を負いながらも即座に次の剣を放つ。
ぎんっ! 火花を散らして二人の剣が交差する。
「ひあ…っ! は、早く、もう…限界…っ!」
花楓が涙交じり込声で訴える。
待っててくれ、もうすぐだ。もうすぐで俺は。
近藤の剣を見切れる。