この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第2章 決戦! 近藤勇!!
 きんっ! 刀を鳴らし、俺はしっかりとその一撃を受け止めた。今までで一番重く鋭い一撃だったが、俺の刀も腕もしっかりそれを受け止めた。

「あうっ!」
 
 びくっと体を振るわせて花楓が悲鳴を上げる。一瞬気が逸れそうになるも、近藤の強烈な殺気がそれを押し留めてくれた。

 少しでも気を散じたらやられる。大丈夫、花楓は耐えてくれる。

 近藤の刀を受け流し、今度は俺が仕掛ける。逆胴はかわされ、返す刀の切り上げは受けられた。

 でも、見える。見えている。近藤の動きが、剣が、俺には見える。再び刀をだらりと下げる。

 繰り出された近藤の一撃を今度は綺麗に避けることが出来た。
 近藤相手に一撃必殺は無理だ、そう悟った俺は刀を素早く押し出し軽く引く。

「あんっ!? あ…!」

 花楓の悲鳴。

「むうっ!?」

 近藤の右腕が浅く裂けた。血が舞う。

 しかし、やはり近藤は只者ではなかった。手傷を負いながらも即座に次の剣を放つ。

 ぎんっ! 火花を散らして二人の剣が交差する。

「ひあ…っ! は、早く、もう…限界…っ!」

 花楓が涙交じり込声で訴える。

 待っててくれ、もうすぐだ。もうすぐで俺は。

 近藤の剣を見切れる。
/227ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ