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記憶の彼方に眠る恋
第6章 両親の決断、紗友莉たちの苦悩

ただ、いくら両思いになったからといって、現状に満足していると、期限が来たときに全て失われてしまう可能性が出てくるのだ。
それを恐れて紗友莉が言った。
「拓麻の記憶を取り戻したい……。私、お手伝いを全力でしたいと思ってる。引き続き、よろしくね」
「ありがとう。こちらこそ、引き続き協力よろしくな」
「うん! それとやっぱり、幼稚園から高校まで、拓麻と私が一緒に過ごした想い出も、拓麻に思い出してほしい気持ちが大きくて……」
「絶対、記憶を取り戻さないとな」
力強くそう言うと、拓麻は言葉を続ける。
「あと……成功する見込みは薄いけど、両親の『1ヶ月後には再度婚約して渡米』という取り決めを、中止もしくは期限の延長をできないものか、説得は試みてみる。俺が記憶を取り戻せれば一番話が早いんだけど、こればっかりはどうなるものか分からないからな……」
紗友莉は頷いた。
それを恐れて紗友莉が言った。
「拓麻の記憶を取り戻したい……。私、お手伝いを全力でしたいと思ってる。引き続き、よろしくね」
「ありがとう。こちらこそ、引き続き協力よろしくな」
「うん! それとやっぱり、幼稚園から高校まで、拓麻と私が一緒に過ごした想い出も、拓麻に思い出してほしい気持ちが大きくて……」
「絶対、記憶を取り戻さないとな」
力強くそう言うと、拓麻は言葉を続ける。
「あと……成功する見込みは薄いけど、両親の『1ヶ月後には再度婚約して渡米』という取り決めを、中止もしくは期限の延長をできないものか、説得は試みてみる。俺が記憶を取り戻せれば一番話が早いんだけど、こればっかりはどうなるものか分からないからな……」
紗友莉は頷いた。

