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記憶の彼方に眠る恋
第6章 両親の決断、紗友莉たちの苦悩
 その翌々日、望未が拓麻の実家へとやって来た。
 言うまでもなく、婚約や渡米の件について、話し合うためだ。
 だが、拓麻は「急に人と会う約束が出来た」と両親に告げて家を空けた。
 望未と会いたくないからわざと用事を作ったのだろうという予想はついたが、かと言ってそれを証明することも、拓麻を家に引き止めることも出来ない両親。
 仕方なく、話し合いは拓麻抜きで行われることとなった。


 望未をリビングに案内した両親は、自分たちも腰を下ろしてから、拓麻の不在を詫びる。
 望未はやや寂しげに言った。
「いえ、お気になさらず……」
 両親は「本当にすみません」と再度詫びてから、本題に入った。
 1ヶ月の期限を設け、期限内に記憶が戻らない場合、拓麻と望未が再び婚約し、共に渡米するという計画についての話へ。


 一通り説明し終わると、拓麻の父が言った。
「既にお聞き及びかと思いますが、望未さんのご両親やご親戚にも了解は得ていますし、皆さん喜んでくださっています。望未さんは承諾してくださるでしょうか」
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