この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
記憶の彼方に眠る恋
第6章 両親の決断、紗友莉たちの苦悩
 普段の冷静さはどこへやら、右往左往しながら鳴澤は答える。
「坂井さん、落ち着いて。とにかく、ゆっくり休んだほうがいい。ペットボトルの水が足りないようだから、私が汲んでくる」
「行かないで! どうか抱いてください! 鳴澤部長のこと、ずっと前から好きだったんです! お願いします、抱いてください!」
「坂井さん、とにかく落ち着いて!」
 股間を大きく膨らませながらも、鳴澤は理性のブレーキをかけ続ける。
 しかしながら、酒が抜け切っていない状況も手伝って、普段であれば可能なはずの「黙って水を持ってきて綾子のそばに置いてやり、言うことには聞く耳を持たずに寝室を立ち去る」という行動ができなかった。
 それにまた、綾子の懇願するような口調が、鳴澤を引き止めるのに一役買っていたのかもしれない。
 綾子は相変わらず瞳を閉じたまま、熱意を込めて繰り返す。
「鳴澤部長、今すぐ抱いてください! もうアソコがびしょびしょで、我慢なんかできません。大好きな鳴澤部長に抱いてほしくてじっとしていられません」
 衣擦れの音が、鳴澤の耳に入ってきた。
 綾子が言葉通り、じっとしていられずモゾモゾ動き、布団が音を立てているのだろうと、鳴澤にも簡単に予想できる。
 鳴澤の中で、揺らぐ理性の壁が急速に崩れ去っていく。
/166ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ