この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
記憶の彼方に眠る恋
第6章 両親の決断、紗友莉たちの苦悩

普段の冷静さはどこへやら、右往左往しながら鳴澤は答える。
「坂井さん、落ち着いて。とにかく、ゆっくり休んだほうがいい。ペットボトルの水が足りないようだから、私が汲んでくる」
「行かないで! どうか抱いてください! 鳴澤部長のこと、ずっと前から好きだったんです! お願いします、抱いてください!」
「坂井さん、とにかく落ち着いて!」
股間を大きく膨らませながらも、鳴澤は理性のブレーキをかけ続ける。
しかしながら、酒が抜け切っていない状況も手伝って、普段であれば可能なはずの「黙って水を持ってきて綾子のそばに置いてやり、言うことには聞く耳を持たずに寝室を立ち去る」という行動ができなかった。
それにまた、綾子の懇願するような口調が、鳴澤を引き止めるのに一役買っていたのかもしれない。
綾子は相変わらず瞳を閉じたまま、熱意を込めて繰り返す。
「鳴澤部長、今すぐ抱いてください! もうアソコがびしょびしょで、我慢なんかできません。大好きな鳴澤部長に抱いてほしくてじっとしていられません」
衣擦れの音が、鳴澤の耳に入ってきた。
綾子が言葉通り、じっとしていられずモゾモゾ動き、布団が音を立てているのだろうと、鳴澤にも簡単に予想できる。
鳴澤の中で、揺らぐ理性の壁が急速に崩れ去っていく。
「坂井さん、落ち着いて。とにかく、ゆっくり休んだほうがいい。ペットボトルの水が足りないようだから、私が汲んでくる」
「行かないで! どうか抱いてください! 鳴澤部長のこと、ずっと前から好きだったんです! お願いします、抱いてください!」
「坂井さん、とにかく落ち着いて!」
股間を大きく膨らませながらも、鳴澤は理性のブレーキをかけ続ける。
しかしながら、酒が抜け切っていない状況も手伝って、普段であれば可能なはずの「黙って水を持ってきて綾子のそばに置いてやり、言うことには聞く耳を持たずに寝室を立ち去る」という行動ができなかった。
それにまた、綾子の懇願するような口調が、鳴澤を引き止めるのに一役買っていたのかもしれない。
綾子は相変わらず瞳を閉じたまま、熱意を込めて繰り返す。
「鳴澤部長、今すぐ抱いてください! もうアソコがびしょびしょで、我慢なんかできません。大好きな鳴澤部長に抱いてほしくてじっとしていられません」
衣擦れの音が、鳴澤の耳に入ってきた。
綾子が言葉通り、じっとしていられずモゾモゾ動き、布団が音を立てているのだろうと、鳴澤にも簡単に予想できる。
鳴澤の中で、揺らぐ理性の壁が急速に崩れ去っていく。

