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記憶の彼方に眠る恋
第6章 両親の決断、紗友莉たちの苦悩
 綾子はすぐ出てくれたので、軽い挨拶の後、単刀直入に言う。
「次の土曜日、空いてる? もしよかったら、映画館へ行かない? ちょうど観たい映画があって」
「え?! 私とですか?」
「うん、この前迷惑をかけた埋め合わせをしたい。予定はどう?」
「その日は空いてるんですけど……。ご迷惑をかけたのは私なので、鳴澤部長にそうしてまた気を遣っていただくのは申し訳なくて……」
 断られることも想定してた鳴澤は一向に動じず、言葉を返した。
「いや、無理にとは言わないから、嫌なら嫌で、そうはっきり言ってくれても大丈夫だ」
「いえいえ、嫌だなんて、そんなわけないじゃないですか!」
「じゃあ、OK?」
「もちろんです。よろしくお願いします」
 色よい返事を貰い、鳴澤の声も必然的に明るくなる。
「では、決定ということで。唐突に電話してごめんね。職場ではなかなか、こういうプライベートな話をしづらいから」
「大丈夫ですよ~。お電話、いつでもお待ちしています」
「ありがとう。ではまた明日」
 こうして、二人は土曜日にデートする運びとなった。
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