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記憶の彼方に眠る恋
第2章 過去の恋、現在の憧れ

それより約1ヶ月前の6月半ばごろ、ある大雨の夜―――。
紗友莉は部屋で一人、タンスの中を整理していた。
紗友莉が一人暮らしをしているこの部屋は、安い家賃にも関わらず、そこそこ広い。
普通なら喜ばしいことのはずだが、寂しがり屋の紗友莉にとってはそうでもなかった。
屋外の風雨は猛烈で、窓を激しく打ち鳴らしている。
タンスの整理は、突然思い立ったことというわけではなく、紗友莉自身が何週間も前から決めたスケジュールに従って、行っていたことだ。
紗友莉は掃除や整理整頓があまり得意ではない。
そして本人もそのことに気づいている。
なので、こうしてスケジュールを立てて、「それに黙って従う」という形で、掃除や整理整頓を行っているわけだ。
この夜は、「タンスの整理」と決めてあったので、夕食後早速、紗友莉は取り掛かったのだった。
まるで任務であるかのように、淡々と作業を続ける紗友莉。
すると、タンスの一番下の段から、シュシュが二つ出てきた。
どちらもここ一年以上、タンスから出したことがなかったものだ。
紗友莉は懐かしい気持ちを抱きながら、そっと優しくそれらのシュシュを手にとってみる。
そして、淡いピンク色をしたほうのシュシュを眺めていると、紗友莉の脳裏に高校時代の記憶が浮かんできた。
紗友莉は部屋で一人、タンスの中を整理していた。
紗友莉が一人暮らしをしているこの部屋は、安い家賃にも関わらず、そこそこ広い。
普通なら喜ばしいことのはずだが、寂しがり屋の紗友莉にとってはそうでもなかった。
屋外の風雨は猛烈で、窓を激しく打ち鳴らしている。
タンスの整理は、突然思い立ったことというわけではなく、紗友莉自身が何週間も前から決めたスケジュールに従って、行っていたことだ。
紗友莉は掃除や整理整頓があまり得意ではない。
そして本人もそのことに気づいている。
なので、こうしてスケジュールを立てて、「それに黙って従う」という形で、掃除や整理整頓を行っているわけだ。
この夜は、「タンスの整理」と決めてあったので、夕食後早速、紗友莉は取り掛かったのだった。
まるで任務であるかのように、淡々と作業を続ける紗友莉。
すると、タンスの一番下の段から、シュシュが二つ出てきた。
どちらもここ一年以上、タンスから出したことがなかったものだ。
紗友莉は懐かしい気持ちを抱きながら、そっと優しくそれらのシュシュを手にとってみる。
そして、淡いピンク色をしたほうのシュシュを眺めていると、紗友莉の脳裏に高校時代の記憶が浮かんできた。

