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記憶の彼方に眠る恋
第5章 活動開始と友人たち
 待ち合わせ場所である、駅前に立てられた像の前には、既に学の姿があった。
 駆け寄り、挨拶を交わしてから美香が言う。
「じゃ、少し時間は早いけど、映画館へ向けて出発! ……ん? どうしたの?」
「昨日からずっと不思議に思ってたんだけど……映画好きっていう趣味は、あまり西植先生っぽくなくて意外で……。その後に行く予定の、プールっていうのは、まぁ分かるんだけど」
「どういう意味~? 私には映画館は似合わないってこと~?」
 ニヤニヤ笑いながら尋ねる美香に、慌てた様子で学が答える。
「いえ、そういう意味では……。ごめん」
「全く、学君はすぐそうやって謝るんだから! せっかくのデートなんだし、もっとお気楽な気分で楽しまないと損だよ。あと、やっと敬語をやめてくれたと思ったら、その『西植先生』っていう堅苦しい呼び方はそのままなんだね。今日はデートなんだから、『美香』って呼ぶこと! これは命令です!」
「あ、うん、分かった。……えっと、美香ちゃん……でもいい?」
「いいよぉ~。それじゃ、今度こそ出発!」
 二人は連れ立って、改札へと向かって歩き出した。
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