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私の結婚式前夜
第6章 ひとつに……

 ベッドがグラッと揺れた。

 お兄ちゃんの体重を感じていた。

 お兄ちゃんが私を引き寄せた。

 私に覆いかぶさる。

 茂みの辺りにお兄ちゃんの熱くて固いものを感じた。それは私の茂みを何度か擦る。

 ポコッと《私》の真ん中が圧迫される。ゆっくりとお兄ちゃんが入ってくるんだと思うと身体が固くなる。お兄ちゃんの肩につかまる。

 身体が震える。初めての時のように……。

「止めようか?」

 と言うお兄ちゃんの声が優しい。

「ヤダ……」

「……いいね?」

 お兄ちゃんの声がかすれてる。

「ああっ……」

 お兄ちゃんに腰を抱えられる。柳のように私の背中がしなる。
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