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大好きだから...
第9章 お前を守るよ

「お父さんお久しぶりです」
『結城くんか?朱里の話はどういうことだい?』
「さっき会社に連絡があって…
お母さんが事故で亡くなったと…
朱里に連絡あったんですけど
パニックなってて俺が話を聞きました。
色々処理があるみたいなので
これから赤十字病院に向かう予定です。
お父さんとお兄さんも病院に
来て頂けますか?」
『真純が…事故で…亡くなった?!
それは間違いではないのかい?』
お父さんも信じたくないんだろう。
そりゃそうだよな。
俺だって自分の親がいきなり亡くなったって
連絡あったら嘘だと思いたい。
すると朱里が鞄を持って家を出ようとした。
「朱里待ってろ。1人で行くな。」
少し大きな声言うと朱里は
そのまま動かず玄関にいる。
電話の向こうのお父さんに
「話を聞いてみないと分かりません。
なのでこれから病院に行きます!」
『分かった。浩輔と向かうよ。
結城くんも朱里と気をつけて来てくれ。』
さて、朱里と病院に向かおう。
俺も落ち着いて行かないとな。

