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大好きだから...
第9章 お前を守るよ



「正人…隣に居てくれる?
居てくれるなら見る。ちゃんと確認して
お母さんじゃないって確認しなきゃ…」

「あぁ。居るよ。その前に持ち物見てみよう。」


警察の方に所持品を出してもらった。
バッグには血液が付いていたり
食品もぐちゃぐちゃになっていて
スマホは画面が割れていた。

そして財布の中には確かにあった。



〇〇医療機器用品
営業部2課
係長 須藤 朱里



確かな会社の名刺で朱里のものだった。



「朱里お母さんに名刺渡したか?」

「渡した...
係長になった時に名刺出来て
嬉しくてお母さんに渡したの。」

「大事に持っててくれたんだな。」

「喜んでくれたよ?
『朱里よかったわね。』って」

「そっか」



朱里はそれだけ話すと
お母さんがいる部屋に入ろうとしている。
でも、今朱里の目に涙はない。


「母に会わせて下さい。」

『分かりました。少しだけ覚悟してください。』



朱里は俺の手をぎゅっと握って
「正人私は大丈夫だから。一緒にきて。」
それだけ言うとまっすぐ前を見て
警察に案内された部屋に入った。



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