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大好きだから...
第9章 お前を守るよ



俺とお父さんとお兄さんは
軽く飯食って休むことにした。

『結城くん。朱里の部屋使いなさい。
真純のことだからちゃんと維持してたと思う』


確かに朱里の部屋だとベッドがあるが
今の朱里の状態が不安だったから
お母さんが寝ている和室の隣のここ
リビングに居させてもらえるようにお願いした。

とりあえず朱里が心配だからな。


お父さんとお兄さんは
風呂などを済ませて部屋に行った。


リビングの明かりを落としてみると
和室から電気の光が入ってくる。
そっと襖を開けてみると
泣きもせずに朱里が
お母さんの手を握りずっと顔をみていた。



朱里の様子が気になって
1時間おきに目が覚める。
その度に和室を覗いても
朱里は動いていない。
お母さんのそばに居てずっと
手を握っている。



あっという間に朝になっていて
朱里に声をかけた。

「朱里おはよう。」

「…おはよう。
お母さん朝だよ...」

「お前寝てねぇんだからちょっと
横になるだけでも横になれ。
ぶっ倒れるぞ」

「大丈夫だよ。ありがとう」


頑張って明るい声を出していたが
顔は無表情で冷たい目をしていた。



頼む。俺はお前が心配なんだよ。
だから素直に泣いて疲れて休んでくれ。




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